以前にもブログで書きましたが、12月5日日曜日、仏壇の魂抜き(閉眼)をしてもらい、その後新しい仏壇に魂入れ(開眼)をしてもらいました。
まずご住職に、実家に置いてあった古い大きな仏壇にお経をあげてもらいました。
般若心経から始まって後は分かりませんが💦
丁寧に読経していただきました。
仏壇乗り換えの際に、仏具はサイズが合って使えるものは使う方が良いとご住職はいいます。
父親と母親の白木の位牌をお寺に納めていただき、先祖代々の位牌に書き写していただきました。
経机、香炉、花立て、おりん、線香立て、仏飯器などはそのまま持って帰ります。
改めて古い仏壇の中を覗いてみると、引き出しなどにまだまだ捨てなければいけない「ゴミ」がたくさん残っていました。
この古い仏壇やご本尊は、お寺さんが引き取って処分してくださるそうなのでずいぶん助かります。
次に移動して、この前自宅に設置した新仏壇に魂入れ(開眼)をしてもらいました。
この時、洗い米、塩、水(この3つは少量で良い)、まだ使っていない新しい小筆を用意。
約10分ほどの読経の後、この米と塩を読経しながらパラパラと仏壇に撒いて、筆を仏前に供えます。
こんな感じになります!
聞けば土地の神様への「ご挨拶」だそうで我々がよく目にする「地鎮祭」のようなものだそうです。
まあ、仏様からすれば仏壇自体が家になりますのでそれはそうでしょうか。
サイズがだいぶ縮小しているので仏具等も必要最小限になりました。
読経前にご住職からいろんなお話を伺いました。
仏壇と檀家の「だん」は字が違うということ。
お話によれば・・・
日本で仏壇が祀られるようになったのは、1300年ほど昔の天武天皇の命がきっかけ。
鎌倉時代には禅僧達によって、中国の儒教の祭具だったお位牌が日本に持ち込まれた。
室町時代には、浄土真宗の蓮如上人が、多くの人にお仏壇を持つことを勧めたため、仏壇が一般信者の間にも広がった。
しかし当時は庶民の家はほとんど掘っ立て小屋で土間ばかり。畳もなければ板の間もない。
そこで蓮如上人は土間の一部を少し高く上げて仏様をお祭りすることを勧めた。
それが理由で仏壇の「だん」は土偏。
室町時代には「書院造り」という住宅形式ができて、「床の間」が作られた。
そして、ここに仏画を掛けたり、仏具を置いて礼拝するようになった。
全国的に庶民がお仏壇をお祀りするようになったのは江戸時代。
もう一つ「檀家」の「だん」については、仏教用語で「檀」は「お布施をする人」の意味。
この2つの「だん」は全く似て非なるもの。
だそうです。
1つ勉強になりました。
つづく