この前ちょっとしたニュースが流れました。
重大な契約違反が認められたとし、NMB48での活動辞退が決まった菖蒲まりん(21)さんが12日メンバーとして最後になるとみられるツイッターを投稿しました。
ウィキペディアによると
「NMB48は、日本の女性アイドルグループである。秋元康のプロデュースにより2010年10月に誕生した。大阪市・難波にある専用劇場「NMB48劇場」を拠点とし近畿地方を中心に活動するAKB48グループのひとつである。」
とされています。
北海道出身で2018年に6期生としてグループに加入した菖蒲さんは「NMB48を応援して下さってるみなさまへ」とし、「約3年間、たくさんの応援をありがとうございました。感謝の気持ちでいっぱいです。このような形で最後となってしまい、誠に申し訳ございませんでした」と謝罪しています。
どうやらTwitterの裏アカウントを持っていて、それでメンバーに対する気持ちなどいろいろ「本音」の発言をしていたようです。
その裏アカウントが暴露されて「重大な契約違反」とされたのです。
実はこういう動きは就職戦線にも広がっています。
企業に就職希望を出した学生たちのTwitterやFacebookを調べ、その学生たちがどういう性格で何を行っていたかを調べる専門の会社がいくつもあります。
総務省情報通信政策研究所の「情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」によれば、FacebookやTwitterなどの主要なSNSのどれか一つ以上利用している人の割合は、過去5年間で41.4%から71.2%に増加しています。
20代に限っては、97.7%とほぼ全ての人がSNSを利用しているという状況です。
面接だけでは分からない性格や日常もSNSを見れば分かることから、採用候補者のSNS利用をチェックするというニーズが生まれ、調査依頼は確実に増えているようです。
また、ニックネームしか表示していなくても「身バレ」といって、投稿者の住所・氏名だけでなく勤め先までネット上で暴露されているケースもあります。
人事がよく見るのは「Twitter」「Facebook」だといわれています。
また、「Instagram」や「個人ブログ」も確認されることがあり、その就活生がどういう人間関係を築いているのかなどもチェックします。
会社が就活生のSNSやFacebookなどチェックすることはこれからも避けられない状況になると思われます。
その最たるものがアメリカです。入国の際には自分が利用したSNSを申告する必要があるようです。
どうやら国家安全保障のためという事ですが、そのSNSから入国者の交流関係を割り出し、テロ組織と関係してないかなど調べているようです。
もともと本人が納得の上で情報を公開しているものですからその情報を収集する事は違法ではありません。
むしろSNSなどの発信する側が、個人のプライバシーや情報をどのように自分でコントロールしていくのかがこれからは問われると思います。
いずれにしろ個人情報やプライバシーの確保は大変難しい時代になってきていると思います。