テレビでご活躍の予備校講師といえば林修先生。
ほぼ毎日出演していますね。
本当に予備校で教える時間あるのか??って感じですよね。
この前YouTubeでママさん達に教育講演しているのを見ました。
面白かったのでご紹介しますね。
林修先生は最も重要なのは3歳から5歳、左脳が大きく成長する時期の子どもへの対応だといいます。
左脳の役割を少しご紹介します。
大脳は、左右にほぼ対称的に「左脳」と「右脳」の2つの半球に分かれており、左脳と右脳とでは異なる役割を持ちます。
しかし、完全に分かれているのではなく、真ん中の「脳梁(のうりょう)」によって連結されていて、情報が行き来しています。
左脳は知性をつかさどる脳で、時間・記憶・分類・論理・計算・分析や、単語や文章構成・単語と概念を結びつけるなど言語中枢と密接な繋がりがあります。
左脳は人ならではの高度な機能である、話す・読む・書く・計算する・考えるなど論理的な機能を担います。
身体的な役割分担としても、右脳は左半身への命令を担当し、左脳は右半身への命令を担当します。
また、右脳は身体全体のバランスを取り、左脳は手先の細かい動きなどをつかさどるなど、お互いに関与しながらうまく機能しています。
林先生はその時期(3歳から5歳)には二つ大事なことがあるといいます。
沢山しゃべることと手を動かすこと!
なかなか林先生、わかりやすくてママさん達にすっと入っていく指摘ですね。
これが子供の左脳の発達を促していくのだといいます。
そのためには子どもの「なぜ?」を上手くうけいれる必要があります。
自分から話してもらう必要があります。子供は聞きたいし話したいのです。
でも子どもの「なぜ」は大人にとって正直面倒くさいものです。
どうして○○なの?
なぜ○○するの?
この時期はこのような会話が日常茶飯事です。
ついつい大人の都合で
「今お母さん忙しいから後でね!」
「どうしてって?そういう決まりがあるから」
「ダメなものはだめ!」
いえいえ子どもは「なぜダメか」を聞いているのです。
ではどうして邪魔くさく面倒くさくなるのか?
それは大人が答えを出そうとするからです。
なんで?ときかれたら
「あなたはどう思うの?」
と返すだけで良いそうです。
「なぜ?どうして?」への回答は子供自身が考えだすのです。
なるほど!
私の頭の中で1つの記憶がつながりました。
これは私が実際に聞いた他の教育学者の講演の中でのエピソードです。
延長保育でギリギリまで預かっていただいた我が子を迎えに行ったお母さんのお話です。
夕まずめの空にお月様がぽっかりと浮かんでいるのを見た女の子。
「ママ、お月様は違った形のお月様がいるね。どうしてなの?」
多分その女の子は帰り道よく空を見上げていたのでしょうね。
皆さんならどのように答えますか?
このお母さんは凄いです。
「〇〇ちゃんはどう思うの?」と返しました。
まるで林先生の講義通りですね。
その女の子はどう答えたと思います?
それはこうなんです。
「う〜〜ん??あのね、お月様には違った形のお月様の兄弟がいっぱいいてね。みんなが交代で夜出てくるんだよ!」
どうです!
もはやファンタジーじゃありませんか!
泣けるでしょ!
おそらく、この後も2人で帰りながらいろいろ楽しい会話をしたことでしょうね。
子育てを楽しみながら出来れば、それはとても素晴らしいことです。
大変なことも多いですが、今しかないその時間をしっかり味わってもらえたらと思います。