皆さんご自身、もしくは皆さんのお子様など何歳まで両親(あなたもしくは配偶者)と一緒に恥ずかしがらずにお風呂に入れましたか?
もう遥か彼方の記憶になりましたが、私の場合は小学校3年生になった頃から1人で入りましたかね。
去年の年末からお正月に我が家にやってきた孫たち(2人とも女の子)。
以前は「今日は○○と一緒にお風呂に入る!」と大騒ぎしてたのに、今や1人でお風呂に入るようになりました。
子供たちの成長が手に取るようにわかります。
旅館や温泉などの大浴場では、女湯に男の子または男湯に女の子が入ってくることもありますよね。
このような「混浴」について各県の条例が大きく変わろうとしています。
さてこの場合何歳位まで「混浴」が可能なのでしょうか。
厚労省は成人や子どもを対象にしたアンケートや、公衆浴場事業者や幼稚園・保育園・小学校の関係者への調査を行いました、
なかでも、7歳から12歳の子どもに対する調査で「混浴を恥ずかしいと思い始めた年齢」を聞きました。
すると「6歳」との回答が最も多く、「7歳」との回答とあわせると全体の半数近くにのぼったといいます。
このような調査に基づき2020年12月に厚労省が示した「衛生管理要領」という指針で新しい方向を示しました。
それは、これまで「おおむね10歳以上の男女を混浴させないこと」としていた制限年齢を、「おおむね7歳以上」に引き下げ、全国の自治体に通知しました。
実は銭湯や公衆浴場での「混浴」年齢は各都道府県や中核市の条例で定められています。
例えばこれまで「11歳まで」と国内でも高めの設定だった栃木県と宇都宮市は、この元日から制限年齢を「6歳まで」に引き下げました。
和歌山県(和歌山市を除く)でも、公衆浴場衛生基準等に関する条例により混浴制限年齢を「おおむね10歳以上」としてきました。
しかし今回、国の要領改正に合わせて「おおむね7歳以上」に引き下げる条例改正を行い、令和4年4月1日から施行することとしました。
和歌山県は条例改正についてパブリックコメントをホームページを通じて県民に求めておりましたが、パブリックコメント数はゼロとの結果に終わりました。
受け取り方は様々でしょうが、全国のレベルに合わせた条例改正が必要だということなのでしょう。
小さなお子様を連れて銭湯や公衆浴場にいかれる際には、このようなこともぜひご注意くださいね。