最近オミクロン株の感染がすごいですね。
私の近所でも子供たちに感染が広がっているような情報が入っています。
そんな折、私にも3回目のワクチン接種を受けるかどうかの確認の封筒が届きました。
正直3回目はどうしようか非常に悩みました。
ブログでも書いたように1回目の接種は「腕がちょっと痛い」が2日ほど続いて終りました。
2回目の接種の時も当日はなんともありません。
しかし2日目から38度を超える発熱がありましたが、それも解熱剤の服用などで2日で下がりました。
ただ全身のだるさや疲れなどは1週間ほど残っていました。
それから3週間後右脇腹に帯状疱疹が発症しました。
発症翌日から薬を飲み始めた結果、進行はすぐに止まりましたが、脇腹の発赤が治るまで1ヵ月以上かかりました。
今回の帯状疱疹は不思議なことに何の痛みもないまま終わってしまい、主治医にも散々不思議がられたものでした。
自分ではこのような経過はコロナワクチンの副反応であると考えています。
1回目から2回目までの間隔は3週間。
今回3月に接種すると考えればちょうど8ヶ月空いています。
そしてこれまで12歳以上の子供に接種できるワクチンを、5歳から11歳までの子供に接種を拡大する方針が出されました。
自分が親の立場だといろいろ悩むと思います。
専門家の意見や様々な情報がSNSに乱れ飛んでいるからです。
「オミクロンはほとんど風邪だからワクチン不要、副反応は将来何が起こるか分からないので打たないほうがいい」とか
「自分は無症状でも他人に移さないためにワクチンを接種を!」とか
「オミクロン株の拡大により医療崩壊が起きてはならない、だから積極的にワクチン接種を」等々
打つ打たないで情報が錯綜しています。
SNSでは、自分と興味や関心が似た人が同じような情報・意見を繰り返しリツイートします。
誤った情報が「真実」かのように拡がる現象を「エコーチェンバー現象」( echo chamber )と呼びますが、これが発生します。
誰かが発信したフェイク・ニュースが、無批判に拡散されることで、いつのまにか「みんなが知っている事実」として一人歩きしている可能性もあります。
当然、新しい事実が判明しても、間違った情報が修正されたり、更新されることはなく開示され続けます。
そもそもなぜワクチンは開発されたのでしょうか、また現在に至る過程はどうだったでしょうか。
ワクチンの歴史は大きく3つに分けられます。
第一期 「人々が感染症を恐れている」
1940年代の米国では、多くの親がジフテリア、百日咳のワクチンを歓迎しました。
破傷風、ポリオ、麻疹、おたふく風邪、風疹ワクチンもほとんどの子供が接種しました。
感染した子供たちが、実際にどんな状態に陥るかを知っている人が大多数だったからです。
第二期 「ワクチン接種により、感染症が劇的に減る」
ワクチン接種が進み感染症が劇的に減るなかで、感染症の怖さに対する記憶が薄れ、逆に因果関係が明らかではない“副反応”に注目が集まりワクチン接種率は横ばいになります。
第三期 「予防接種率が下がる」
ワクチンに対する恐れや不安が高まり、接種率が下がる。この結果、予防できるはずの感染症にかかる患者が増えます。
日本をはじめとする経済的に豊かな先進国は、ちょうど第三期にあたります。
ワクチン接種によって、感染症をこじらせ命を落とす子供たちを目にする機会が激減し、逆に感染症そのものよりも、実際の被害以上に「副反応」を恐れる現象が起きています。
最近ある小児科医のレポートを読んでいてびっくりしたことがあります。
「ワクチンの副反応が怖いし、感染症には自然に感染して免疫を獲得するのが1番良い」
このように考えるママ友たちが、「おたふく風邪」にかかった子供のいる家で、「感染パーティー」を行っていたのです。
「感染したお友達もいましたけど、みんな軽く済んでよかったです」とお母さんが笑ったといいます。
小児科医は感染の危険性を説明し、それはたまたまラッキーなだけであって本当は命を落としたり、回復不能な体になってしまう危険性もあるのだという現実をコンコンと話したそうです。
ワクチンを摂取するかしないかはあくまでもその人の考えです。
もし迷っているのであればワンサイドからの情報獲だけではなく、いろんな階層の多様な意見を十分検討する必要があると思います。