昨日からの続きです。
そして保育園や学校では「症状が出たら休む」ことが感染を広げないためには大切です。
沖縄県では、春休みに部活やスポーツクラブなどでのイベントで、集団感染が重なりました。
合宿など長時間の接触がある場合には、参加者の検査陰性を確認いただければと思います。
職場環境は多様なので、保健所による濃厚接触者の特定は困難です。
ですから職場ごとに感染リスクのチェックをお願いしています。
そして、締め切った場所での会議や長時間の車での移動など、感染者と濃厚な接触があった場合には、職場それぞれの判断で自宅待機を求めたり、PC R検査による陰性確認をお勧めしたりしています。
沖縄県では、県の接触者PC R検査センターが設置されており、自己申告のみで無料検査が受けられます。
これからの課題は、流行が拡大したときにPC R検査の結果が出るまで数日と時間がかかることです。
沖縄ではできるだけ翌日には結果をお伝えできるよう改善に取り組んでいます。
コロナの流行は続くでしょうが、社会経済活動への影響を最小限にすることが必要です。
感染者の外出自粛は引き続き必要ですが、濃厚接触者の行動制限は同居家族など妥当な範囲へと絞り込む必要があります。
それから接触の心当たりのある方が希望すれば、無料で検査が受けられるよう体制を維持することで、学校や職場、家庭での感染拡大を予防していく必要があります。
以上沖縄県の県政策参与である高山義浩医師の見解をご紹介しました。
ちょっと検索をかけたところ多くの都道府県や自治体・保健所も同様の対応を取り始めています。
私たちもいつコロナウィルスの変異株に感染するかもわかりませんし、現在も感染拡大は続いています。
しかしこの間コロナウィルスとの戦いの中で学んできた教訓も生かさなければなりません。
保健所をはじめ限られたのマンパワーの中で、ときにはメリハリをつけながら教育現場や経済活動、また社会全体を回していかねばなりません。
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このような科学的データに基づいた新たな戦略はこれからも更に必要になってくると思われます。