5月の連休に突入してしまいましたね!
どこかへお出かけの計画はお有りでしょうか?
今日はお天気が良かったので、空き家になっている実家の周りの草取りやら掃除に行って参りました。
田舎あるあるですが、連休の間には草刈り機(刈払い機)の爆音がそこかしこに響いております。
兼業農家さんなのでしょうか、連休中の天気の良い日に田んぼのあぜ道などの草を刈っております。
車で移動途中で小さな子ども連れのご家族と遭遇しましたが、今思うとそんな時期が楽しかったですね。
交通事故に注意して連休を楽しんで貰いたいと思います。
さて今回は学校の通知表のブログをあげてみたいと思います。
「通知表」「通信簿」などと呼ばれますが、小学校などで学期末、学年末に渡されるあの成績表の事ですね。
最近この通知書が何やら話題となっているのです。
神奈川県のある公立小学校は、2020年度から通知表を廃止ししました。
学期末や学年末になると、先生から通知表を受け取った子どもたちが一喜一憂するのは、昔から全国で一般的な風景です。
廃止は公立小としては極めて異例の取り組みです。
なぜやめたのでしょうか?
疑問はほかにもあります。
成績が分からないと、なにかと困るのではないでしょうか?
そもそも法律や制度的に通知表を出さなくてもいいのでしょうか?
疑問はいくつも溢れてきます。
神奈川県茅ケ崎市立香川小学校。
各学年は5~6クラスあり、全校児童が千人を超える大規模校です。
国分一哉校長は、以前から通知表の在り方に疑問を持ってました。
18年4月に着任後、教員にこう問題提起しました。
「良い評価が多かったら喜び、そうでなければ悲しむだけ。それでは意味がないのではないか」
んんんっ!
通知表に意味がないとも取れるこの発言。
通知表をやめることも視野に入れた問いかけに、教員たちはびっくり仰天(@_@)
通知表は全国のほとんどの小中高校で配布されています。
その起源は明治時代にさかのぼると言われ、保護者に学習状況を伝えたり、子どもの学習意欲を高めたりすることが目的とされています。
ただ、国が形式を決めているわけではなく、校長の裁量で内容を変えることは可能なのだそうです。
名称も「通知表」「通信簿」「あゆみ」などとさまざまな種類があり、実は作成義務もないものだそうです。
つまり、廃止することも理論的には可能なのだそうです。
香川小で当時使われていた通知表は、1~2年生を2段階、3~6年生を3段階で評価しています。
2学期制のため、児童は年に2回、通知表を受け取ってました。
校長の問題提起を受け、教員同士の議論が始まったのです。
すると、現行の通知表に問題があると考える教員は、少なくないことが分かりました。
ベテランのM教諭もその一人です。
「まるで偉い人のお告げみたいに、子どもをランク付けしてしまう。有害なんです。ずっと嫌だと思っていました。」
M教諭は違和感を抱いていたといいます。
最高評価の項目が多ければ人格的にも優れ、真ん中の評価ばかりなら平凡な人―という図式。
成績を付ける側にそんな意図がなくても、子どもも周囲もそんな風に受け取り、優越感や劣等感を抱いてしまうのでは。
勉強が得意な子もいれば、苦手な子もいます。
「できる」ことだけを評価するのでは、光が当たらない子どもも多いのです。
だからM教諭は、いろいろな観点から子どもをほめようと心がけてきました。
「やりきったね」
「優しく言えたね」
「面白いね」
普段からのそんな声かけが、たった半年に1回の通知表で台無しにされているように感じていたのです。
つづく