hayatouriの日記

はやとうり の独り言

合理的なミーティングの仕方  その4

昨日の続きです。

 

昭和の時代から続く「飲み二ケーション」については上司・部下ともに、必要と感じていると回答したのは4割程度しかいません。

 

今や「飲みニケーション」は遺物となってきています。

 

コロナの影響も後押しになったのか、今後も減りそうな兆しをみせています。

 

その他にも、部下の51.8%が「書類のコピーや会議の調整などの雑務的な事前準備は部下がするべき」と答えています

 

上司よりも13.2%高く、部下の方が仕事への気配り意識が強いという興味深い結果が出ています。


今回の調査結果を受けて2023年4月開設予定の龍谷大学心理学部の水口政人教授(2023年度就任予定)は、組織の良好な関係構築には良質なコミュニケーションが不可欠だとしています。

 

「人間に対するスタンス」を考えることが大事であると説明します。

 

「『人はこういうものだ』という認識がまず必要」とのことです。
 
まず「あきらめる」ことでイライラから解放されるといいます。

 

「あきらめ」をバージョンアップさせて、「前向きなあきらめ」にすることが課題解決の第一歩と語っています。


具体的に今日から出来ることは・・・

 

上司には週1回、部下と10分間「『い・ざ・か・や』ミーティング」をしてもらいたいといいます。

 

これは

 

「い:意見しない」

「ざ:遮らない」

「か:解決しない」

「や:8 分以上は部下が話す」

 

の頭文字を取ったものです。


部下の話を遮って自分の意見を言ったり、問題を解決しようとしたりせず、部下のことを受け入れる姿勢が大事だということです。

皆さんも若い頃、上司に仕事の相談に行けば逆に「説教された」みたいな経験があるのではないですか。

ところが時が経てば、自分も元の上司と同じようなことを部下してしまっているかもしれません。

 

「いざかやミーティングをすれば「3か月で劇的に変わる」と言います。


部下の今日から出来ることについては、

 

「飴と無視」( ..)φメモメモ

 

という方法を提案しています。

 

これは最初に「上司のどの言動や態度を増やしたいか」を具体的にリストアップします。


その後、上司から自分にとって嬉しかったり、好意的なアクションがあったりした時には、笑顔や感謝などの反応(飴)をします。

 

増やしたくない言動にはスルー(無視)するというものです。

 

これは行動心理学的にも効果があるとのことです。


「心理学は、これからの時代を生きる必須スキル」と水口教授は語ります。

 

しかし考えてみればこれらの手法は、様々な人間関係や組織内部でも使える可能性があります。

いろんな方法を駆使してさらに人間関係をスムーズに進めたいものですね。