hayatouriの日記

はやとうり の独り言

富裕層について考える  その3


さてやはり気になるのがそのお値段です!
 
このホテルに泊まったある方がそれとなくスタッフに探りを入れると・・・
 
スイートルームの一泊のお値段は日本円で約2000万円ほどではないかということでした。

これは間違いなく一泊のお話しですよ!

 

2000万円!( ゚Д゚)」
 
もちろんクラスに応じてまだ上下は幅があると思います。
 
このスイートルームを使うような富裕層が莫大なお金をホテルに落としてくれることにより、一般の人たちが同じホテルのシングルルームで約15,000円で宿泊することができるというわけです。
 
アメリカでは大学生たちが少しお金を稼いだら、ラスベガスで安く楽しむことなども実はよくある話だそうです。
 
ここで少し計算してみました。
 
スイートルームの広さは約200平方メートルらしいです。
 
ですからシングルルームに割り当てると4部屋分です。
 
そうするとシングルルームを4つつぶしてスイートルームを1つ作った方がホテルとしては儲かると思いませんか?

 

私ならばそういうビジネススタイルを取ると思います。
 
しかしベラージオホテルはそれをしないで、むしろシングルルームを増やしています。
 
それはこういう戦略です。
 
国際的にホテル自体の認知度を上げるには、利用者を増やすことがまず第一です。
 
例えば年間数100万人がベラージオホテルを利用したとします。


利用客はホテルのサービスや施設設備に満足し、国際的にもその認知度が上がるでしょう。


その認知度が上がる中でスイートルームは希少価値を発揮するわけです。


ある物を買いたいと言う人が少ない中で販売してもその商品の価値はあまり上がりません。


例えば5つの商品を8人が欲しいと言ってもあまり価値は上がりません。


ところがその5つの商品を10,000人が欲しいと思うとどうでしょうか?


当然需要が多い中で商品価値は跳ね上がります。


ベラージオホテルのスイートルームへ泊まることの価値がそこで生まれるわけです。

 

もともとお金がありあまる富裕層ですからその価値を別のところに見つけてくれるのです。
 
つまりサービスを差別化することによってさらに富裕層を取り込んでいるということになります。
 
またサービスを差別化するわかりやすい事例として飛行機がありますね。

 

これは皆さんもよくご存知だと思います。

 

次回からこの飛行機のサービスについて考えたいと思います。

つづく