hayatouriの日記

はやとうり の独り言

どうして?皆さん違和感ありません? インチとフィート  その1

 


自分が使わない単位ってなんのことやらさっぱりわからないことがありますよね。

 

今、長さの単位でいうと大体センチメートルとかメートルで私たちはイメージすると思います。

 

男子陸上100メートル決勝!


なんていうと、小学校の頃から走らされてきた50メートルやら100メートルのイメージが体に染み付いていますよね。

 

ついでに言えば通学距離が1キロメートルとか大体のイメージで分かります。

その昔日本はそうではなくて、一寸、尺というような単位でしたし、お酒の量で言えば一合、一升のような単位が使われていました。

 

距離で言えば一里とか。

歴史によって私たちが使う単位はどんどん変わってきたのですね。

これを言うと年齢がバレバレになりますが、私が子供の頃は靴のサイズを「○文(もん)」とか普通に言っていましたよ(笑)

 

私の母親が私の靴を買うときに、サイズ確認のためそんな感じで話していたのを覚えています。

 

もうずいぶん昔のことになりますが、プロレスラーのジャイアント馬場がキックするときに「一六文キック!」とか普通に使っていた時代です。

 

つまりジャイアント馬場の足の大きさが一六文(一文2.4 センチメートルなので38.4センチとなります)という訳です。

 

そんな私たちの子供時代にも、自転車のサイズだけはインチを使っていました。

車輪のサイズなのでしょうか、「僕は20インチ」とか自転車の大きさを比べあったものです。

 

今から考えれば不思議ですよね。

私の治療院に来られるお客さんの中でも、漁師さんがいらっしゃいます。

 

どれぐらい遠方に漁に出かけますかと尋ねると、普通に「○○海里」と返答されて困ってしまうことがあります。

 

 

以前大工さんと話したことがありましたが、

和風建築には「やっぱり一間(いっけん)、一尺みたいな方がしっくりくるなぁ」と話しておられました。

 

鍼灸治療で私たちが使う単位も原則現在でも「寸、尺」を用いております。

 

というか使ってみてわかるのですが、鍼灸治療にセンチメートルを用いると明らかにおかしなことが起こってしまうのです。

 

この詳しい原因についてはまた機会があればブログにあげてみたいと思います。

さて本論に入る前にずいぶん寄り道をしてしまいました。

 

今回取り上げたいのはアメリカの長さの単位です。

アメリカは経済力、技術力、軍事力、全てにおいて世界トップの国だと言われています。

 

しかし「単位」の取り扱いに関しては、世界ワースト1位(ワーストワンですよ!)と言えるほど非効率で、遅れているとも指摘されているのです。


というのも、アメリカの単位は世界標準のメートル法の単位(メートル、グラム、リットル)が主流ではありません。

 

ヤードポンド法の単位(マイル、ヤード、バレル、ガロン、ポンド、オンスなど)が主流であり、両方の単位が一緒くたに使われているのです。

 

これには実際アメリカ人も困っており、様々な混乱を引き起こしています。

しかしアメリカは一向に単位を統一しようとはしません。

今回はその理由について考えみたいと思います。



つづく