昨日の続きです。
コンビニ経営の基本を見てみましょう。
コンビニを経営するには、本部と契約を結ぶことが必要になります。
これをコンビニフランチャイズと言います。
"フランチャイズ"とは、本部(フランチャイザー)と加盟店(フランチャイジー)が契約を結びます。
その上で、本部の商標の使用権や商品・サービスの販売権利を加盟店が受け、その対価としてロイヤリティや加盟金を加盟店が本部へ支払うことになります。
ではフランチャイズにおける「ロイヤリティ」とは何でしょうか?
フランチャイズ本部から得られる経営のノウハウやブランドイメージ、商品を利用する代わりに、加盟店が支払うお金のことをいいます。
つまり、使用料のようなもので、「チャージ」や「フィー」とも呼ばれています。
諸説ありますが、アメリカのケンタッキーフライドチキンが初めてフランチャイズビジネスを導入したと言われています。
その後、ガソリンスタンドや飲食店が取り入れだし、現在では、コンビニがフランチャイズチェーンの代名詞的存在となっています。
さて、いよいよコンビニの「お金」について考えてみましょう。
コンビニでは大体毎月はじめ、1週間以内に本部から店舗にあるコンピューターに前月分の損益計算書が送られてきます。
これから出てくる数字は、平均的な東京のコンビニの数字だと思っていただいて結構です。
もちろん地域はチェーンによって売り上げ数などは変わってきますのでその点はご理解いただきたいと思います。
ここからは損益計算書の項目について説明していきたいと思います。
まず収入の部です。
売り上げ
このコンビニではザクッと売り上げは1月あたり2000万円となっています。
その内訳ですがお客さんが買った物品の売り上げ。
その他に「その他営業収入」という項目があります。
例えばこれは公共料金の収納代行手数料・宅急便の受け付けなどが含まれます。
そしてここから売上原価や各経費等が引かれていくことになります。
つづく