昨日の続きです。
これまでの説明の中で抜けていたものがあります。
お分かりでしょうか?
①まず社会保険料ですね。
社員さんの保険料の半分はオーナーが負担しなければなりません。
働く時間などによって様々変わってきますが例えば基本的に15万円だとしましょう。
②一般的に税理士を雇用していますので税理士報酬があります。
これを約3万円位としましょう。
③社会保険労務士への報酬
大体2万円
④もしローン等借入金があった場合
ローンの金利に関しては経費に参入できますが元本支払いについては経費になりません。
銀行などから借り入れをしているオーナーも多いようです。
これを仮に10万円とします。
⑤税金
仮にここで5万円で計上します。
さあ、いよいよオーナーの手取り額が計算できます。
42万円!
では、この42 万円をオーナーが全部使えるのでしょうか?
チェックしてみましょう!
オーナーに家族がいたり家の支払いがあったりすると言うことが考えられます。
①マンションを購入したり持ち家であればローンがあります。
そうでなければ家賃があります。
これを一応15万円と計上してみましょう。
そして子供がいるとしましょう。
②子供の学費や塾代で5万円程度とします。
③食費を計上します。
8万円としましょう。
④あとは家の方の水道光熱費であったり、携帯電話などの通信費。
5万円位としましょう。
⑤保険料を計上します。
2万円
⑥日用雑費
美容・理容料金等々で
2万円
⑦趣味、接待交際費
4万円
これを全部合計すると41万円となります!
つまり
42万円−41万円=1万円
1万円!
残りわずか1万円ですよ!!
もちろん配偶者が仕事をしていたり、自営業をしていたりする場合もあるでしょう。
しかしコンビニの場合、家族もコンビニに関わっているというパターンが非常に多く見られます。
このブログで取り上げたオーナーさんは20年間365日24時間、1回も店を閉めていないといいます。
当初見てきたように、コンビニは乱立状態になっています。
このオーナーさんは、それでもロイヤリティーは20年前とそんなに変わっていないと言います。
やはりこのロイヤリティーの高さは是正されるべきだと訴えています。
加えて社会保険料の高さも経営を圧迫している大きな問題だといいます。
コンビニオーナーの立場で、特に「お金」の面から深掘りしてみました。
コンビニをやってみませんか?
と誰かに誘われた時、皆さんならどのようにお考えになりますか?