昨日の続きです。
開店の準備は大変ですが、経営の計画を作る必要があります。
まず「売り上げ」を考えてみましょう。
その売り上げから「変動費」を引きます。
「変動費」とは、売上原価のことを意味します。
売り上げの上下に従って、原価は変動しますから「変動費」と呼ばれます。
例えばドリンクや食材費がここに入ります。
そうです! これまでブログをお読みいただいた方はもうわかりでしょう。
「売り上げ」−「変動費」=「粗利」
という計算になります。
前にブログで紹介したコンビニでは、この粗利にロイヤリティーがかかってきましたね。
しかし今回はそれはありません。
そして「粗利」から「固定費」(①人件費②家賃③光熱費④その他)を差し引ます。
※飲食店の場合「その他」というのは、例えばユニフォームの交換代や税理士さんの1月分の顧問料、冷蔵庫とかリースであればそのリース代、おしぼりの交換費用等を指します。
この固定費は極端に言えば、売り上げがゼロの場合でも変わらない費用となります。
「売り上げ」−「変動費」−「固定費」=営業利益となります。
次に、営業利益から差し引くものがあります。
「税金」です。
そして「営業利益」から「税金」を引いたものが「税引き後利益」となります。
この部分が、個人事業主のいわゆる「給料」に当たります。
この「給料」から銀行などから借り入れをしている場合は、元金の返済があります。
借り入れの利息部分は、経費として「固定費」に含まれます。
元金に関しては経費に含まれませんので、事業主の給料から返済して行かなければなりません。
こういう計算になりますが、ここから逆算の始まりです。
さあ!あなたは事業主として、自分の給料を100万円にしたいと思います。
なぜ100万円か?
例えば、自分の給料が30万円だとしましょう。
飲食業であれば、朝早くから市場に出かけたり、長時間の仕込みをしたりする必要があります。
それはそれは裏では表に出ないたくさんの仕事と作業が待っています。
当然、社会に対する責任もあります。
借金を背負っているかも分かりません。
それだけ苦労して給料30万円だとすれば、普通にサラリーマンで雇われた方が安心安全ではないでしょうか?
基本は「儲ける」ための飲食店ですからね。
つづく