昨日の続きです。
海外で働いている日本人の収入をチェックしてきました。
いよいよ最後のゲスト、ナオキさん(32歳)の登場です。
オーストラリアの滞在歴は7年位になります。
日本にいたときの職業は正看護師(3年間)です。
大学時代から海外に興味があって、どこの国に行けるか探しました。
日本国内で外国人が多く出入りする病院を探して、そこで勤務をして、外国の情報を集めようとしましたがなかなかうまくいかなかったようです。
いろいろ情報集めているうちに、ふと目に止まったものがありました。
オーストラリアのワーキングホリデーで、日本の看護師さん向けにアシスタントナースができますという情報があったのです。
割と、簡単な気持ちでオーストラリアに来たそうですが、別にオーストラリアでなくても良かったようです。
現在はオーストラリアに移住しています。
来たときの英語のレベルを考えてみても、永住権取得は夢のまた夢と言う感じだったようです。
ところが2年目以降もステイして、資格を取って永住権も取ったようです。
彼の現在の仕事は、小さな個人病院で正看護師をしています。
日本で働いていた時の収入ですが、月に25万円を超えていない程度でした。
ボーナスは、年2回ありました。
「まぁ3年間しか働いていませんから、その程度かもしれません」とご本人は話します。
ここでタロサックさんが聞きます。
「日本からこちらに来る看護師さんて結構多いじゃないですか?はっきり言って稼げますか?」
(え、そうなんですか?結構多いんですね!!)
単刀直入です!
ナオキさんも間髪入れず返します。
「稼げます!」
これだけあっさり言われてしまうと、いったい日本の賃金は何なんだと思ってしまいますね。
まず彼が最初ワーキングホリデーで来た時、アシスタントナースの資格が取れますよというプログラムに参加しました。
アシスタントナースとは、日本で言う看護助手さんとか介護職の方みたいな捉え方でいいと思います。
その時の給料が時給で30ドルです。
(日本円換算で約3000円です!)
雇われ方は、カジュアルという雇われ方で、日本ではバイトのようなものです。
午後、働いたり、週末働いたりすると給料の15%から30%または50%上乗せと言うような感じだったようです。
この時、彼は週20時間程度働いて、日本の看護師のときの給料より月で稼いでいました。
なんですって!
週20時間って!
例えば5日で割ってみると、1日4時間でしょう!
もちろん給料の上乗せ時間を狙って働いたとも考えられますけど、それにしても!!
つづく