hayatouriの日記

はやとうり の独り言

正月前にお寿司の話  その2

 

 

さてお寿司の話の続きですが、あまり知られていませんが和歌山県は郷土寿司の宝庫です。


皆さんいくつか思い出すのではないでしょうか?

 


さあ、いきましょう!


なれすし
和歌山を代表する郷土寿司・なれ寿司は、酢を使わずに作られる醗酵寿司。
私は地元ながらいまだに食したことがございません。「早なれ」ならば食べましたが。
ぜひともチャレンジをしたいと思っています。
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ちゃりこ寿司
“ちゃりこ”とは、和歌山の方言で、手のひらサイズほどの鯛のことをいいます。
「小鯛雀寿司」などと商品として売られているものがありますが、これもちゃんとした郷土寿司です。
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柿の葉すし
紀の川上流の柿の産地で郷土料理として親しまれている柿の葉寿司。
酢でしめた塩サバと甘味のある酢飯を柿の葉で包んだ押し寿司で、数百年前から地域の祭りには欠かせないご馳走の一つです。

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さんま寿司
新宮・熊野地方の郷土寿司・さんま寿司。私の地元でもお祭りなどではさんま寿司がつきものです。
こちらで育ったため、どこでもこのさんま寿司があるのかと思っていました。

しかしそう遠くない和歌山市でもなかなか見つけることが出来ませんでした。

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めはり寿司
高菜の塩漬けでごはんを包み込んだ高菜寿司。
かつてはソフトボール大のものがポピュラーで、「口を大きく開けて目も見開いて食べるお寿司」ということで、新宮地方では「めはり寿司」と呼ばれています。

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有名どころはこれぐらいですが、他にも鮎寿司もよく食べましたし、鯖棒寿司などもありますね。
 
また和歌山県でも地域によってちらし寿司の作り方が変わっていたりします。
 
親父の実家の辺りはずいぶん山奥なのでちらし寿司にも新鮮な魚の切り身などは使いません。
 
(もちろんその他の具材はほとんど同じです)
 
というか昔は新鮮な魚がなかったので使えなかったんでしょう。


なので、ちらし寿司に焼いた塩サバをほぐし入れるようにしていました。


これはこれでとってもおいしいのです。


全国各地に様々な郷土料理やお寿司があります。
 
昔は各家庭で作っていたものが、だんだん「買う」ものになってきました。
 
なんだか少し寂しい気がしますね。