hayatouriの日記

はやとうり の独り言

2023-04-01から1ヶ月間の記事一覧

フランスの家族政策を少しだけ その2

昨日の続きです。 結婚しないで、子供を生み育てる! こう聞くと、大体の皆さんは 「 彼女たちはシングルマザーなのかしら?」と思うのではないでしょうか。子どもを持つカップルは結婚していることが大部分である日本の社会にいると、そのような疑問が出てく…

フランスの家族政策を少しだけ その1

前回のブログは「子育て罰」について考えました。 早い話が、「少子化がこのまま進むと、日本という国が危うくなってしまいますよ」という内容でした。 もっと踏み込めば、社会や家族の有り様が変わらなければ日本の人口が減り続けるということです。 「社会…

「子育て罰」という言葉をご存知ですか? その4

昨日の続きです。 私も含めて、昭和の若者には10年後、20年後に希望がありました。 今の若者は30年間も賃金が上がらない状況を見せつけられ、未来に希望も期待も持てなくなっています。 給付金ではなく、自分たちでなんとかできるというしっかりした環…

「子育て罰」という言葉をご存知ですか? その3

昨日の続きです。 80年代までの「皆婚」を支えていたのは、お見合いと職場結婚という「結婚のお膳立て」でした。 結婚件数は最多だった72年と2015年を比較すると46万件も減りました。 これはお膳立て婚が減った分と一致します。 つまり、出生数の…

「子育て罰」という言葉をご存知ですか? その2

昨日の続きです。 引き続き、総務省の人口推計を見ていきましょう。 年齢別では、15歳未満が11・6%となっています。 昨日お示ししましたが、わが国の「人口ピラミッド」を見ていただければよくわかると思います。 年齢が若くなるほど人口が減ってきて…

「子育て罰」という言葉をご存知ですか? その1

皆さんは「子育て罰」という言葉をご存知でしたか? 実は私も新聞を読んでいて知りました。 学術用語「child penalty」から「子育て罰」という訳語を生んだのは社会福祉学者・桜井啓太氏です。 子育てをすることが、あたかも「罰」であるかのような、子育て…

いちどチャレンジしてみてください! 東京大学前期入学試験問題から その4

昨日の続きです。 食料の自給率を上げる事は「国の安全保障」問題として考えるべきであると言われてきました。 世界的に最も穀物自給率の高い国は、ウクライナで440%となっています。 ある意味、ロシアがウクライナに目をつけるのもこの数字を見れば意味が…

いちどチャレンジしてみてください! 東京大学前期入学試験問題から その3

昨日の続きです。 中国で小麦が不足すると困ったことになってしまいます。 ここ数年、習近平国家主席は、大豆やトウモロコシなどの飼料は輸入してもいいと公の場で発言しています。 しかし習体制になる前からこの流れは続いています。 飼料作物への転作を防…

いちどチャレンジしてみて下さい! 東京大学前期入学試験問題から その2

昨日の続きです。 今回は食料安全保障についての出題がありました。 食料安保は、学習指導要領改訂で昨年度始まった新課程の地理の教科書でも採用されました。 学んでほしい大事なテーマということですね。 (しかし私たち国民も食糧安全保保障についてよく…

いちどチャレンジしてみてください! 東京大学前期入試問題から その1

今年の4月、全国の大学では多くの新入生が誕生しました。 さて2023年度東京大学前地理入学試験問題で、このようなものがありました。 考えようによっては、私たちもチャレンジできそうな問題です。 この際、いちどチャレンジしてみてはいかがでしょうか? さ…

「FIRE」という生き方  その6

昨日の続きです。 最後にFIREに潜むリスクです。 FIREを目指す人は多いですが、FIREには当然リスクがあることも知っておく必要があります。 FIRE達成後の生活でも何が起こるかは分かりません。 例えば、南海トラフ大地震等、大きな天変地異や自分が病気や怪…

「FIRE」という生き方 その5

昨日の続きです。 投資初心者の資産運用は、まずはリスクがそれほど高くない商品で中長期の投資が良いと言われています。 今手元にある資産を、比較的長い時間をかけて着実に増やしながら資産運用について勉強し経験も増やしていく資産運用です。 実際にどの…

「FIRE」という生き方  その4

昨日の続きです。 今まではFIREのメリットについて紹介しましたたが、次はデメリットについて見てみましょう。 デメリット デメリットは、FIREをするには資産運用の知識が必須になります。 なので、自分でその知識を学んでいく必要があります。 また、資産運…

「FIRE」という生き方 その3

昨日の続きです。 多くの資産運用の雑誌や新聞、ネットの記事などでもFIREは特集されるなどFIREを目指す人が増えています。 FIREのメリット・デメリット 経済的自立することで早期退職を実現するFIREですが、メリットもデメリットもあります。 ここではFIRE…

「FIRE」という生き方 その2

昨日の続きです。 フルFIREとサイドFIREの考え方は? いったいどれくらいの資産を築き運用すればFIREできるのでしょうか。 詳しい説明は後述しますが、例えば、月の生活費が月25万円かかる人の場合、FIREするには、資産として7500万円が必要になるそうです。…

「FIRE」という生き方  その1

4月12日NHKの「クローズアップ現代」で「FIRE」という生き方が取り上げられました。 最近「FIRE」に注目が集まっています。 番組の中でも、多くの若い人たちが自分の将来を不安に思い、目減りする公的年金に頼らず、様々な金融商品を利用して資産運用する姿…

坂本龍一さんが語る「平和のあり方」 その9

昨日の続きです。 追伸。 最後に、政治家のみなさんへ。 政治家のみなさんも、すべての方が、国を守ること、正義と善意から政治家を目指したと思います。 そうでなくては、こんな批判を受けて大変な仕事、続けられるわけがないと思います。 (ちょっと世間ズ…

坂本龍一さんが語る「平和のあり方」 その8

昨日の続きです。 過去の大戦では、広島、長崎。 そして去年の福島で、核の被害にあった国であるからこそできる覚悟もあるはずだ。 もしも次世代の再生可能エネルギーの実用化に成功するとしたら、この日本しかないだろう。 それと共に、安全なエネルギーと…

坂本龍一さんが語る「平和のあり方」 その7

昨日の続きです。 これは別にニューヨークにいると国際的な感覚が身に付くからではない。 もっと現実的に、実際的に、隣の人が、スーパーで仲良くなった人が、いつも行っている大好きなレストランのボーイが、いろいろな国から来ていて、それが故に地球のど…

坂本龍一さんが語る「平和のあり方」 その6

昨日の続きです。 もしかしたら、今までちゃんと外交をしてこなかったことを、あるいは外交に失敗しているということを、多くの国民に気づかれたくない人たちがいるかも知れない、と。 僕はさらに自分の疑問を投げつける。 今、憲法改正の議論では、<国家あ…

坂本龍一さんが語る「平和のあり方」 その5

昨日の続きです。 「<非戦>というのは、決して座して撃たれるのを待つ、ということとは全然違うよ。」 僕は言う。 「ねえ、教授、なんでだろう? なんで僕は、2点でしか考えられなかったんだろう? 今、教授に聞いてみれば当たり前のことばかりで、なんで…

坂本龍一さんが語る「平和のあり方」 その4

昨日の続きです。 少しだけ皮肉っぽく笑い、一息つくと教授は続けた。 「・・・そりゃ平野くんが言うとおり、ただ何もせずに平和だけを叫んでも意味ないですよ。 撃たれたら死ぬわけだから。 でもね、戦争が起きるとしたら、それは<攻められる状況をつくっ…

坂本龍一さんが語る「平和のあり方」 その3

昨日の続きです。 地政学とは地理的な環境が国家に与える政治的、軍事的、経済的な影響を巨視的な視点で研究のことらしい。 どうやら教授は、日本と中国の話ではなく、いきなりアジア全体、あるいは地球全体をイメージしながら話をしているようだ。 もう一度…

坂本龍一さんが語る「平和のあり方」 その2

昨日の続きです。 一方の戦争を<非>とする人はこう言います。 「何が何でも絶対戦争反対!日本がその一歩を踏み出しましょう。平和が一番です!」。 そうです。 僕もそう思います。だから僕はこちらの立場です。 しかし戦争を<是>とする人たちは言います…

坂本龍一さんが語る「平和のあり方」 その1

坂本龍一さんがお亡くなりになりました。 ミュージシャンや俳優として大変活躍されていましたが、非常に残念なことです。 心よりお悔やみ申し上げます。 度重なるガンとの戦いはさぞかし辛いこともあったでしょう。 坂本龍一さんの業績などは、様々なところ…

人工妊娠中絶を考える その5

昨日の続きです。 国連の女子差別撤廃委員会が、日本に対し中絶の同意要件を削除するよう求めているのも事実です。 今回の米連邦最高裁の判断で、主要国の中では米国が最も中絶に厳しい国になったといえます。 これが日本国内の中絶をめぐる議論にどう影響す…

人工妊娠中絶を考える  その4

昨日の続きです。 ワシントン・ポストの記事は主見出しに続く袖見出し(小さな見出し)で、「男性社会の日本は、他の多くの先進国では当たり前となっているリプロダクティブ・ライツ(産むかどうかを女性が自分で決める権利)をなかなか認めようとしない」と…

人工妊娠中絶を考える  その3

昨日の続きです。 中絶薬の管理体制が非常に重要になってきます。 中絶をしたくない人に飲ませるなど、悪意のある者が入手すれば事件に繋がりかねません。 一般で流通することは基本的にはありませんが、厳格に病院で管理することが求められます。 厚労省は…

人工妊娠中絶を考える その2

昨日の続きです。 今までは飲む中絶薬は日本にありませんでしたので、承認されれば初の中絶薬になります。 では世界で広く行われている飲み薬での中絶がなぜ日本で認められなかったのでしょう? ある医師は・・ 『世界的にみても、日本の外科的人工妊娠中絶…

人工妊娠中絶を考える  その1

皆さんはこのニュースをどう受け止められたでしょうか? 人工妊娠中絶のための国内初の飲み薬の承認が話題になっています。 厚生労働省は3月にも薬事分科会を開いて、承認の可否を示す見通しのようです。 もし承認されれば、国内では手術が中心の中絶手段に…