昨日の続きです。
排卵が起こった後、卵巣には黄体が出来、そこから黄体ホルモンが分泌され、卵胞ホルモンによって厚くなった子宮内膜が受胎可能なように変化させてくれます。
妊娠しなければ、卵巣から出る二つのホルモンは急激に減少して、これが子宮内膜の剥離を促し、月経となっていくのです。
ユニチャ-ムのHPにやさしい月経の仕組みが書かれています。
「赤ちゃんができなかったとき、いらなくなった子宮内膜を排出するため」
ポイントは単に血液だけが出ているのではなく、不要になった子宮内膜が剥がれて排出される時に、一緒に血液が出てくるわけです。
「卵胞刺激ホルモン(FSH) は、黄体化ホルモン(LH)と協同して卵巣の卵胞へ作用し、成熟卵胞を形成し、卵胞からの卵胞ホルモンの分泌も増加して排卵が起こります」
卵子を育てるホルモン(FSH)の働きで、卵胞ホルモンが分泌され、子宮内膜も厚くなっていきます。
卵胞ホルモンが十分増えてきたことで、卵子が成熟したと判断され、排卵を促すホルモン(LH)が放出され、卵子を含んだ卵胞が破れて卵子が卵巣の外に出て、卵管の中に入っていきます。
妊娠をしようとしている時は、卵管内で精子と受精し、受精卵は1週間ほどで子宮内膜に運ばれます。
排卵が起こった後、卵巣には黄体が出来、そこから黄体ホルモンが分泌され、卵胞ホルモンによって厚くなった子宮内膜が受胎可能なように変化させてくれます。
妊娠しなければ、卵巣から出る二つのホルモンは急激に減少して、これが子宮内膜の剥離を促し、月経となっていくのです。
では、ワクチン接種後に起こる月経異常や異常子宮出血の原因としては以下の2つのいずれか、または両方の原因で起こっていると考えられます。
①ホルモン異常
②子宮内膜の異常剥離
問診や血液検査所見、エコ-検査での子宮や卵巣の所見からワクチンが原因と考えられた症例の多くはホルモン剤で止血することが多く、その場合は①によるものと考えていいでしょう。
またホルモン剤で止血しなければ②の原因を考えますが、E2(卵胞ホルモン)の数値が高い状態での異常出血はホルモン剤で止血しないことがあります。
つづく