一方、小栗を乗せた土車は、この後も道行く人の手から手に曳かれ、運ばれ、ついに険しい熊野の山坂を越えて本宮にたどり着きます。 ここで小栗は、熊野山伏に姿を借りて現れた熊野権現に介添えされて念願の湯の峰の霊湯、壺の湯に身を浸すことができたのです…
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