私は別に鉄道ファンでは無いですけども、鉄道のことで少しだけ自慢できることがあるとすれば
私たちの世代が汽車=蒸気機関車に乗った最後の世代だということですかね。
その後の世代はこれに乗れなかったのである意味残念ですね。
蒸気汽関車の特徴がありまして
先ず以てスタートがゆるいゆるい!
伸びきったパンツのゴムぐらいゆるい!
ほとんど動くか動かないかからスタート。
ガタン・・・・
と音がして、比較するのは難しいんですが
ちょうど太極拳のゆっくりした動きがありますが、そんな感じからのスタートです。
もちろん加速もゆっくりで
シュシュポッポと頑張る割には最高時速もそんなに出ない。
普通のところは良いのです。
ただトンネルが大問題
あ、もうじきトンネルやぞ!!
乗客は一斉に窓を閉めます。
何しろあれだけの煙を吐き出しているのですから、窓などを開いていればひとたまりもありません。
煤煙(ばいえん)
の餌食になってしまいます。
あ、そうそう!
蒸気汽関車の客車に乗車する場合、座席に着くと必ずちり紙(当時はそう呼んでました)で、手や肘を置きそうなところを拭くのが当たり前。
何しろ煤(スス)がすごいのです。
今思えば、鉄道周囲の住宅もこれに悩まされていたのだと思います。
紀伊田辺駅では駅弁も売り子さんが売っていましたね。
売り子さんって言っても野球場でビール売っているようなお嬢さんではなくて、ちゃんとしたおじさんたちです。
もろ蓋のようなものを首からベルトで釣り下げて、その上に駅弁をたくさん乗せて止まっている客車の横を
おべんとぉ〜〜♪♪
おべんとぉ〜〜♪♪
と売り声をかけながら流すのです。
田辺駅はほとんど「あしべ」さんのだったような記憶が。
そこで窓を開けて
お弁当2つにお茶2つ!!
とか言うといろいろ選べるわけです。
まぁしかし雑なところもあって
今とは違いホームでタバコを吸い放題。
なので線路でもホームでもタバコの吸い殻だらけ。
もちろん車内でもタバコ🚬吸い放題。
あろうことか列車のトイレはそのまま線路に落下する仕組み。
今じゃ信じられないでしょう!(>_<)
でもそれが日常だったのです。
To be continued!