昨日からの続きです。
いよいよ2022年も今日が最後の1日となってしまいました。
今年は皆さんにとってどのような年でしたか?
コロナがあったり、戦争があったり、元総理への銃撃があったり、統一教会と政治の癒着があからさまになったりと大変な年でしたね。
あと、今の物価高も大変ですよね。
思い起こせばコロナ禍は、2020年1月20日に横浜港を出港したクルーズ船ダイヤモンド・プリンセス(DP)号の乗客が始まりでした。
1月25日に香港で下船した80代男性が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に罹患していたことが2月1日確認された(1月19日咳発症)ことがきっかけでした。
あれからほぼ3年経とうとしています。
皆さんもいろいろ思うところがあるのではないでしょうか。
さて、本題に入りたいと思います。
男性のストレスについて見ていましたね。
続いて、全国のデータを基に、さら見ていきたいと思います。
年代別にストレスレベルごとの含有率を見ると、20~30代で高ストレス者が20%を超えており、年を重ねるほど高ストレス者は減少傾向にあることが分ります。
20代では、高ストレス者と高ストレス注意者(63~76点)を合計すると全体の半数を占めます。
一方で、60代では78.1%が、低ストレス者と通常者(40~62点)だ。
人とのつながりや生活習慣は高ストレス者では「悪くなった」が多数。
また、先ほどコロナ禍における生活の変化について述べたましたが、実際、新型コロナウイルスが流行する前とその後で比べるとストレス状態にも変化が見られました。
ストレスレベルごとの含有率をコロナ前の2019年の調査と比較すると、ストレスが多いことを示す高ストレス者(77点以上)の割合は19年には13.8%だったが、21年には16.0%と2.2ポイント増加しています。
一方で、ストレスの少ない「低ストレス者(39点以下)」は19年が12.1%、21年が10.6%で減少しています。
「低ストレス者が減り、高ストレス者が増えた」という傾向が現れています。
コロナ禍では、社会や人とのつながりにも変化が生じ、こうした変化がストレス状態に与える影響も大きかったのです。
以下の表では、コロナ禍で社会や家族とのつながりがどう変化したかについて、高ストレス者、低ストレス者それぞれの回答をまとめています。
これを見ると、ストレスレベルに関係なく、「家族以外の友人、職場の同僚、その他社会団体の人々との交流」については、悪くなったと感じる人が多いことが分ります。
コロナ禍で孤独社会の傾向が強くなったといえます。
一方で、「パートナーとの関係、スキンシップ」「やるべき役割や目標の実現度」「会社・職場とのつながり」について、高ストレス者と低ストレス者で異なる傾向が見られます。
高ストレス者では、いずれも「良くなった」と答えた人に比べて「悪くなった」と答えた人の割合が高くなっています。
また、悪くなったと答えた人の割合は、低ストレス者と比べて非常に高いといえます。
続いて、健康的な生活には欠かせない休養、食事、運動などの習慣について、コロナ禍における変化についてです。
厚生労働省の定める「健康作りの3要素(休養、栄養、運動)」に関する変化を、ストレスレベル別にまとめました。
高ストレス者では、全ての項目で「良くなった」と答えた人に比べて「悪くなった」と答えた人の割合が高いのです。
休養の質・量については、睡眠、睡眠以外ともに悪くなったと答えた人が49.9%と半数近くになっています。
高ストレス者の多くが、十分な質・量の休養を取れていないと感じています。
一方、低ストレス者では、いずれの項目でも「悪くなった」人より「良くなった」と感じている人の方が多くなっています。
コロナ禍3年目、変わった生活スタイルに徐々に慣れてきました。
やはり人と会いづらかったり、運動不足になりがちだったりする中で気付かぬうちにストレスを抱えていることが明らかになっています。
しかし、このような社会の中で生きていかなければならないのも現実です。
様々なストレスをどのように昇華させることができるのか、そのことを考えるのも1つのストレスになるのかも分かりません。
今回も長くお付き合いいただきありがとうございました。