昨日の続きです。
「日本の財政赤字総額は1300兆円!」
「なんとかしないと、そのうち日本の国は破産してしまう〜!」
このようなニュースは政府からまたマスコミから連日のように流されてきています。
もちろん発信元は財務省です。
果たして本当なのでしょうか?
実は、ここに面白い国会のやりとりがあるのです。
国会の委員会なので、少し言葉は堅苦しいですが、立憲民主党の江田議員の質問が実に素晴らしいのです。
江田憲司議員↑
少々長くなりますが、関係する部分の全文を取り上げてみたいと思います。
相当おもしろいのでじっくりと読んでいただきたいと思います。
第213回国会 財務金融委員会
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令和六年四月五日(金曜日)
午前九時開議
出席委員
委員長 津島 淳君
理事 井上 貴博君 理事 金子 俊平君
理事 鈴木 馨祐君 理事 塚田 一郎君
理事 稲富 修二君 理事 櫻井 周君
理事 伊東 信久君 理事 稲津 久君
石原 正敬君 英利アルフィヤ君
小田原 潔君 越智 隆雄君
大塚 拓君 大野敬太郎君
木原 誠二君 岸 信千世君
瀬戸 隆一君 藤丸 敏君
藤原 崇君 古川 禎久君
宮下 一郎君 宗清 皇一君
山田 美樹君 若林 健太君
江田 憲司君 階 猛君
末松 義規君 野田 佳彦君
馬場 雄基君 原口 一博君
沢田 良君 藤巻 健太君
掘井 健智君 中川 宏昌君
田村 貴昭君 吉田 豊史君
…………………………………
(金融担当) 鈴木 俊一君
内閣府副大臣 井林 辰憲君
財務副大臣 赤澤 亮正君
外務大臣政務官 穂坂 泰君
財務大臣政務官 瀬戸 隆一君
政府参考人
(警察庁長官官房審議官) 和田 薫君
政府参考人
(警察庁刑事局組織犯罪対策部長) 猪原 誠司君
政府参考人
(金融庁総合政策局政策立案総括審議官)
堀本 善雄君
政府参考人
(金融庁企画市場局長)井藤 英樹君
政府参考人
(金融庁監督局長) 伊藤 豊君
政府参考人
政府参考人
(法務省大臣官房審議官)吉田 雅之君
政府参考人
(財務省大臣官房総括審議官) 坂本 基君
政府参考人
(財務省主計局次長) 寺岡 光博君
政府参考人
(財務省主税局長) 青木 孝徳君
政府参考人
(財務省理財局長) 奥 達雄君
政府参考人
(財務省国際局長) 三村 淳君
政府参考人
(国税庁次長) 星屋 和彦君
政府参考人
(観光庁審議官) 石塚 智之君
政府参考人
(日本銀行総裁) 植田 和男君
(日本銀行決済機構局長)武田 直己君
財務金融委員会専門員 二階堂 豊君
―――――――――――――
このようなメンバーで、日本の経済と財政の方向性が決められています。
少々長いですが、これから討論の記録をご紹介いたします。
○江田委員 おはようございます。
※(ここからしばらく例の裏金問題の追及がありましたので、この部分はカットさせていただきます)
○江田委員 是非、大臣も自民党の中の重鎮の政治家であられますから、しっかり主導していただきたいというふうに思います。
さて、今日の本題は、あえて財政のイロハといいますか基本に立ち返って、これまで財務省あるいはマスコミの一部によって刷り込まれてきた財政や税制の常識というものが、本当に常識なのか。私は昔、「財務省のマインドコントロール」という本も書いているんですけれども、そのマインドコントロールにかかっているのではないかという意識から、基本中の基本の議論を大臣と財務省の皆さんとしていきたいと思うんですよ。
その前にまずちょっと教えていただきたいのが、二〇二〇年度、二一年度、二二年度の補正予算を含む予算総額と、各年度の使い残した額を事務方から教えていただけませんか。
つづく