久しぶりのいい天気なので空き家の実家の風入れをしてきました。
途中きれいな彼岸花を発見。
なんだか黒アゲハ蝶がたくさん舞ってます。
この花は決まってこの時期に咲きますね。
本当に自然の摂理って不思議です。
しばらくすると白い彼岸花を見つけました。
実家に来ると本当に野鳥の鳴き声がたくさん聞こえます。
それだけ静かなんでしょうね。
👆ホントに抜けるような青空!
一通り窓をあけ、光と風を入れて。
そして仏壇にお線香。
家の庭周りをぐるりと周回して雑草が生えてないかを確認し、もしあれば少量の除草剤を散布します。
ここ数年の実家に帰ったときのルーティーンです。
さて今日は仏壇の中身を確認しているとこんな入れ物を発見しました。
いかにも年季の入った上品な小箱です。
ちょっと大きなお弁当箱位かな。
開けてみると🧐
おやおやこんなものが??
過去帳です!
ちょっと〇〇家のところは内緒で🤫
一番最初のところだけ少し開いてみましょう。
1691年との記録があります。
何やらお寺さんをやっていたような戒名ですがこんなのがいくつか出てきます。
1691年がこの過去帳では1番古い記録になっていますが、菩提寺(先祖の墓があり、葬礼・仏事を営む寺)の住職に以前聞いたところによれば、菩提寺自体も2回位大火災で全焼した歴史があるそうで、おそらくそれ以前の記録は焼けてなくなったのだろうと想像できます。
お寺をやっていたのは事実だと思います。
実際私が小さい頃は御堂があって中に不動明王が祀られておりました。
90歳近い叔父の話によると、昔は本物の刀が祀られていて、誰かが軍刀に欲しいと持っていったがその家に不幸が続いたとの言い伝えもあるらしいです。
また私が本当に幼い頃、この近所のおばあさんに
「僕はどのおうちの子かな?」と尋ねられ、
ボクは〇〇です!
と返事すると「あ〜〜! 阿弥陀(アミダ)さんとこの子かあ!」
と言われた記憶が残っています。
今思えばなんちゅう屋号!
さて過去帳を見ると名前に代々「左」の文字が入っています。
例えば左京!ちょっとかっこいいですね😊
左前 左門 など
昔は左が位が高いと考えられていたようですからそれが原因でしょうか。
その昔、唐の皇帝たちは南側に向かって座ったそうです。
そうすると左が東、ここから太陽が昇り西に沈む。
ですから左が重要になるわけですね。
着物も左襟は右襟の上、舞台でも演者から見て左が上手になるし。
フスマや障子も左側が前になります。
お膳の上ではご飯が左。
お米は神様が民に下さったと日本書紀にありますから、食べ物では左側。
ま、そういう話はさて置いて。
お彼岸の時ぐらいは少し昔に思いを馳せてもいいんじゃないでしょうか (^O^)/