昨日の続きです。
ライブ途中換気のせいでしょうか風が動くのを感じます。
ふと曲の合間に1列目の人たちの後ろ姿を見ると、目頭を押さえたり涙を流している人たちがいました。
それだけ感慨深いものがあったのでしょうね。
MCがあり、「今日初Awesome City Clubっていう人どれぐらいいます?」の問いに、私もびっくりしましたが3分の1位の人が手を挙げていました。
「勿忘」から聞き始めた人たちも多いんでしょうね。
そうこうするうちラストの曲が終わりメンバーは一旦袖に下がります。
アンコールの拍手が続く中、メンバーが再登場!
会場はまた一気に盛り上がります。
「勿忘」の大ヒットからバンドセットのAwesome City Clubを見るのは初めてですが、演奏も歌唱も確実に良くなっています。
また3人の立ち位置ではセンターにギターのモリシーが入ることによって、ギターソロが視覚的にもより大きなインパクトを与えるようになりました。
観客席ギリギリまで近寄ってのギターパフォーマンスは圧巻です。
ポリンもダンスパフォーマンスや歌唱など、ちょっと誤解を招きそうな言い方ですが、彼女を見るためにライブに足を運ぶのも有りかと思います。
それだけの「価値」はあります。
atagiはポリンがメインの楽曲ではコーラスに回ったりと、素人にはハモれないような難しい旋律をよくぞこれだけ作ったものだと思います。
まぁ表現を変えればatagi節とでもいいますか・・・
音楽雑誌の対談の中でも、「自分たちの強みはツインボーカルだと気づくまで相当時間がかかった」と言っています。
今のところその強みを押し出すような楽曲作成になっているみたいです。
あと余談ですが、私は個人的にatagiは眼鏡をかけたほうがいろんな意味でいいと思います。
アンコールの最後の曲を演奏しメンバーが退場するといよいよライブも終了です。
ここでも以前と違うことがあります。
会場から出る際も、係員の指示に基づいて座席番号ごとに混み合わないように退出することになります。
結局、私にはライブ中に誰の声も聞こえませんでした。
それだけ観客はライブを大切にしたいのだと思います。
ここで約束事を破ってしまうとまたライブが遠ざかってしまうと自覚しているからでしょう。
反対に主催者側のコロナ対策などを見ると、本当に感染拡大させないという決意みたいなものを感じます。
盛り上がっていましたが、静かなライブ会場はかえって演奏や歌唱がよく聴こえるというプラスの面も生み出していました。
しばらくはミュージシャンも観客も主催者もこのような形のイベントにならざるを得ないと思います。
そうしてでも音楽や芸術文化の灯を消さないようにする取り組みは絶対必要だと思います。
でも本音を言えば、以前のように声に出して声援したり、指笛を吹いたり、ステージ前に集まれたりするライブが1日でも早く戻って欲しいなと思います。