hayatouriの日記

はやとうり の独り言

知ってるようでよく知りませんでした。ツバメの話  その2

昨日の続きです!

燕はなぜ日本に渡ってくるのでしょう?

春の日本は南より寒い地域ですが、南の暑い環境では散った葉や倒れた木が微生物によって分解されてしまいます。
 
土になる前に分解されてしまうので、熱帯雨林などでは土壌が痩せてる所ばかりです。


しかし、寒い地域では、散った葉や倒木が分解されにくいのです。
 
低い温度によって有機物を分解するため微生物の増殖が制限されます。
 
分解されず地表に積もった有機物は、肥沃な土壌を作ります。
 
冬が終わり春をむかえると、地表の有機物は豊かな栄養源となり大量の虫を発生させます。
 
まさにツバメにとって好環境であり、子育てに適した地域となるのです。
 
繁殖のために虫を求めて北へと飛んできます。渡りをするのは、寿命を延ばすためでしょう。

 

通常ツバメは、日本が冬の時は暖かい地方へ渡ってしまいます。

 

しかし、中には歌謡曲の題名では無いですが温暖化の影響で越冬する「越冬ツバメ」がいるようです。

 

軒下などにねぐらを作って冬を越します。

 

夜になって気温が下がると身を寄せ合って、温めあって生活をしています。

 

越冬ツバメについては謎が多いですが、シベリアから来たツバメではないかと考えられています。

 

冬はとても寒く餌も少ないため、寿命が短く中には死んでしまうツバメもいます。

 

ツバメは日本が冬の間はマレーシア、ベトナム、フィリピン、インドネシアなど暖かい地方に生息しています。

 

ツバメの体温はとても高いので、寒い地域ですと命を落とす危険があるからです。

 

少しでも寿命を延ばすために、渡って生活をしています。
 
春になると見ることのできるツバメは、日本で生まれたツバメではありません。 

 

日本が冬の間に暖かい南の地方で繁殖をして、北半球が夏になると日本へ渡ってきます。

 

2000~3000キロほど離れた暖かい地域で育ち、日本までやって来る身体能力をもったツバメは素晴らしい鳥だと言えるでしょう。

 

 

つづく