hayatouriの日記

はやとうり の独り言

知ってるようでよく知りませんでした。ツバメの話  その4

テレビや映画でお馴染みの宮本武蔵


ライバルの佐々木小次郎が「秘剣ツバメ返し」を武器に宮本武蔵と戦います。


颯爽と風を切りながら飛ぶツバメを長刀(俗称:物干し竿)で切り落とすというのですから、並大抵の剣の使い手ではありません。


では実際のツバメの飛ぶ速さはどうなのでしょうか。


ツバメは、平均時速40~50kmの速度で飛ぶといわれています。
 
最大速度は、200kmに及ぶスピードで飛ぶ事ができます。
 
渡で飛んでいる時は、太陽の位置を目印にしています。
 
明るい昼間のうちに飛んで、太陽の位置で方角を決めて飛びます。


山並みや海岸線など特徴的な地形に沿って飛んでいき、しっかりと記憶をしていると考えられています。
 
ツバメの卵は、約18~19mmです。
 
黄色っぽい白色をしており、茶色の斑点模様をしています。
 
この斑点は、全部の卵が違う斑点になっており、親鳥が自分で産んだ卵を確認するためだと考えられています。


産卵時期は4~7月ごろで、年に1~2回産卵します。


産んだ卵はオスとメスで交互にあたため、約13日後にふ化します。
 
生まれたヒナは、オスとメスで分担して育てますが、メスの分担率が90%とかなり多いです。
 
泥や枯葉を使って民家の軒下など、人が生活する場所に巣は作られます。


時期的には、水田に水が入れられた頃から巣作りが始まります。


水田の泥が格好の建築材料なのです。


人間の近くに巣を作るのは、カラスなどの外敵に襲われないようにするのが目的です。


ツバメは一度作った巣は覚えていると考えられ、翌年にまた同じ巣に戻ってきて再利用します。


古い巣が壊れている時は、1~2日で修復をして子育てをします。


ツバメのヒナはふ化をすると、親に餌をねだります。
 
親鳥はハエやとんぼ、アブなど空中を飛ぶ昆虫をとらえてきてヒナに与えます。
 
皆様もよくご覧になったように、生きた昆虫をヒナに届けるために、親鳥は何度も往復をしてヒナを大きく育てます。

20~24日すると、ヒナはとても大きく成長します。

成長すると巣離れをし、二度と巣には戻りません。
 
しかし、まだ一人前に餌を取れないため、巣立ったばかりのヒナは電線などで親鳥から餌をもらい成長します。

2週間ほどすると一人で餌を取る事ができるようになり、兄弟たちと渡りの時期までは一緒に暮らします。

 

ここで少し脱線します(いやいや、脱線させてはいけないお仕事の話なんですが・・・)。

ツバメをネーミングにしているチームといえばヤクルトスワローズ

なぜツバメなのでしよう?

もともとヤクルトスワローズの前身は国鉄でした。

当時ネーミングを考え始めた頃に特急電車「つばめ号」がありました。

 

これでいこう!

 

これがスワローズの誕生の瞬間でした。

少々長くなりました。

 

これでツバメの話を締めくくりたいと思いますが、最近の環境変動や地方の都市化が進む中でツバメの数も減少していると言われています。

 

環境問題はその多くの責任が私たち人間にあります。

私たち人間には、多様な生物との共存ができる環境を残す責任が問われています。