昨日の続きです。
ここからがメインの内容ですが、オーストラリアの食肉加工業の時給です。
パッキングの場合は、手取りで週1000ドルだったそうです。
スライシングになると週1400からもう少しもらえるといいます。
大体1500ドル位でしょうか。
注意して欲しいのはこれ手取りですよ!
手取り!
月に換算すると、オーストラリアドルが1ドル大体100円なので手取りでほぼ60万円ですよ!
くどいようですが、手取りですよ!
日本でこのお給料はほぼ不可能でしょう。
彼女は会社のアコモディション(宿泊施設)に住まわせてもらってるのと、田舎に住んでいるためほとんどお金は使わないといいます。
ちなみに宿泊施設の費用は、週150ドルでWi-Fi、水道光熱費込みだといいます。
住居費月4万円ですよ!!
ご本人曰く・・・
「お金は貯まります、すごく貯まります!」
だそうですよ。
タロサックさんから、自分のオーストラリアに来たときの英語力はどうでしたか?と尋ねられた彼女。
「what’s up」と聞かれて、上に何かあるのかなぁと思ったって言うくらいですから・・・と(笑)
ちなみに「what’s up」とは「調子はどう?」というような意味です。
英語圏では、ほぼほぼ日常的に子供から大人まで使われるフレーズですね。
つまり英語が完璧でなくてもなんとかなるということなんですね。
給料は大体日本の2倍から3倍もらえるのですが、生活費が2倍から3倍までかかっているかというとそうでもないといいます。
なので、貯金はできているが貯金するために「節約しなきゃ」と言うような意識は全くないと話します。
このあたりは、爪に火をともすようにして、何とか貯蓄をしようとする日本人、いや日本とは大きな違いですね。
女性の出稼ぎについてどうかと問われて彼女はこう答えます。
「海外へ行きたいとか、出稼ぎに興味があるとかいう人はまず来てみればいいと思います。
ダメだったら帰れば良いので・・なので、挑戦する事は全然ありだと思います」
と言う感想を待ちだそうです。
さて、ここまで3人の話を聞いて、皆さんはどう思われましたか?
私なんかは、もっと自分が若くて条件が整えば、こんなチャレンジも面白かったかもしれないと思っています。
もう一つ、ここまでお話を聞いて思ったのは、もはや日本は「先進国」と言えないのではないかということです。
実際オーストラリアで暮らす日本人のように、生活にゆとりがないのが今の日本じゃないでしょうか。
金銭的な面でも、暮らしのスタイルの面でも。
さて、いよいよ次回からは最後の1人のインタビューです。
特に医療関係でお勤めの皆さんは、ぜひとも参考にしていただけたらと思います。
つづく