昨日の続きです。
日本維新の会の馬場代表は「国のイベントなので、大阪の責任ではなく国を挙げてやっている」と発言しています。
万博会場が作られているのは夢洲(ゆめしま)という所です。
ここのエリアについてもうちょっと詳しく説明したいと思います。
万博会場が造成されようとしていますけれども、とにかく工事費の追加が大変なことになってききました。
もともと1250億円の会場建設費が、1850億円になり、そして2350億円まで投入されようとしています。
ほぼ2倍近くに建設費が膨らんでいます!
一般の事業であれば工事中止にならざるを得ないレベルの問題になっています。
これからもジャブジャブと国民の税金を投入するつもりなのでしょうか?
この大阪関西万博を開催する最大の意味は、カジノを大阪に呼び込みたいという大阪維新の会の考えが前提にあります。
本当はこれがキモなのです!
カジノを呼び込むためには莫大な額のインフラ整備しなければなりません。
それにかかる莫大な整備費用を「万博」を名目に出させた後、この地にカジノを誘致するのが「大阪維新の会」が掲げてきた本来の目的なのです。
なぜなら万博後に建築物は撤去されるのです。
万博が府民や国民に対してどれだけ負担をかけるものなのか、いや、果たしてできるのか、この段階で中止にするべきだ!などと多くの反対意見が寄せられています。
今回はこの点について考えてみたいと思います。
まず、工事費の問題について考えてみましょう。
なぜここまで工事費が膨れ上がらなければならなかったのでしょうか。
結論から言うと、夢洲でやろうとするから、無理が出ているという現実です。
もちろん、人件費や資材日の高騰というのはありますが「夢洲」そのものがアキレス腱になっているのです。
さて、この夢洲、今どういう状況になっているのでしょうか?
現在万博で建設の遅れが顕著になっています。
大阪維新の会は、自分たちが万博を誘致したのに、万博自体は国の責任だと最近盛んに発信し始めています。
皆さんお気づきでしょうか?
大阪維新の会、大阪市、大阪府は最近は「大阪関西万博」という言葉を使わなくなっております。
先程の日本維新の会の馬場代表の発言は、この流れの中にあります。
そもそもなぜ2025年の万博が大阪で開かれることになったのかです。
まさに維新の会が誘導誘致したのが万博です。
経年的に見ていきましょう。
もともと万博の話が始まる前、2014年4月に大阪府はカジノ誘致の方針を出していました。
2015年4月に大阪府が国際博覧会大阪誘致構想検討会を設置しましたが、夢洲案ではありませんでした。
(ここから大事なところです!夢洲を会場とする案では、もともとなかったのです!)
つづく