hayatouriの日記

はやとうり の独り言

坂本龍一さんが語る「平和のあり方」 その8

 

昨日の続きです。

 

過去の大戦では、広島、長崎。


そして去年の福島で、核の被害にあった国であるからこそできる覚悟もあるはずだ。


もしも次世代の再生可能エネルギーの実用化に成功するとしたら、この日本しかないだろう。


それと共に、安全なエネルギーと、平和のための具体的な行動を伴う政治を展開できるとしたら、そこにこそ人生をかけてもいいと思うのは、僕だけだろうか。

 

それを、同じことなのに、違うようにも言える。

 

日本は豊かだ。


だから狙われる。


守らないと。

 

戦わないと。

 

なぜ、僕らはこんなに短絡的なんだろう。


なぜ、攻められたら戦うという単純なものしかイメージできなくなっているのだろうか。

 

誇れるとは、何なのか。


いろんな国と協調したほうが誇れる。


戦いを回避する強い意志と行動があったら誇れる。


やみくもに平和を信じる甘えではなく、具体的な政治バランス、交渉。


ただ銃を向けるより、よほど誇れて、現実的な解決策だと僕は思う。

 

さて。

 

今回は、311の被災地支援、福島第一も煙と放射線をモクモク出している中での、初の選挙です。


だからこそ少なくとも僕の目には、かつてなかったレベルで多くの人が強い興味と関心と、そして決意を持って投票に臨もうとしているように映っています。


でもその決意の割には、政党がぐちゃぐちゃで、しっかり考える時間もなく、もう投票日。


静かな絶望がひっそりと忍び寄ってくる感じがする。


いよいよヤバい感じがする日本(だと僕は感じています)。

 

でも、そうじゃない未来があります。

 

教授、大貫さんが言ってましたね。「音楽は、希望よ」って。


これからも、心が折れそうになる現実の中で、僕らに音楽で希望を感じさせてください。


そして、たまにこういう話もいっぱいしてくださいね!

(平野友康)

 

つづく