実はこの前大阪へ行って参りました。
いくつか目的があったのですが、今回は気楽にその報告を読んでいただきたいと思います。
見に行きたい展覧会が2つありました。
1つは・・大阪の
で開催される
という展示会?展覧会です。
ざっくりとどんな古代メキシコ展なのか紹介しますね。
紀元前1世紀から16世紀のスペイン人の侵攻まで、中米で繁栄した3つの古代文明を紹介する展覧会です。
紀元前1世紀から6世紀中頃まで、メキシコ中央高原で栄えた古代都市テオティワカン。
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月のピラミッド」から望む「死者の大通り」と「太陽のピラミッド」
ここでは精密な天体観測をもとに、古代メキシコ人の世界観・宗教観を形にした大規模な計画都市でした。
古代メキシコ人にとって重要な日の出の方向に合わせたとされる、中央に走る長大な直線道路「死者の大通り」があります。
大通りの東に「太陽のピラミッド」、北に「月のピラミッド」、そして南には「羽毛の蛇ピラミッド」の3つの巨大神殿が、それぞれに持たされた性格に沿った位置に計画的に配されていました。
最盛期には人口約10万人が住んだと考えられる大都市でした。
都市の中には周辺地域の集団が住んだと考えられる地区などもあり、豊富な交易品などから、同時期のマヤやサポテカなど周辺諸文明との間に密な交流を持った国際都市であったともされます。
一方、南東部のユカタン半島です。
同じ頃、マヤ文明が発達します。
こちらのほうは既に皆様お馴染みだと思います。
紀元前1000年頃より、メキシコ南部からグアテマラ、エクアドル、ベリーズなどにかけての熱帯雨林地域に広がったマヤ文明。
紀元前1世紀頃には、各地で石造りの神殿を核とした都市国家が建造され、互いに戦争や交易を繰り広げながらその繁栄を謳歌しました。
今回の展覧会では、都市国家「パレンケ」に注目し、中興の祖であるパカル王とその子孫の時代をあらわす出土遺物を展示しています。
とくに、パカル王からそのひ孫までの主な業績を記した「96文字の石板」と、パカル王の妃イシュ・ツァクブ・アハウとされる女性の出土人骨、通称「レイナ・ロハ(赤の女王)」が身につけていた豪華な副葬品一式は、アメリカ大陸以外では初公開となってる貴重な機会です。
実は私も何を隠そう、この「赤の女王」を、ひと目みたくて、このチャンスを逃す手はない! と思っていたのです。
後ほど、また服装品は写真でご紹介したいと思います。
実は、入ってみてわかったこの展覧会、すべての展示品が写真撮影可能のとんでもない企画だったのです。
さて、ここまでざっくりと、古代メキシコの2つの文明をご紹介しました。
次回は3つ目の文明のご紹介からスタートしたいと思います。
今回は全てではありませんが、相当な数の写真をブログにあげていきたいと思いますので、ご期待ください。
つづく