以前のブログで仏壇を買ったことをお伝えしました。
その際にご住職に来ていただき古い仏壇の「閉眼」の後、場所を変えて新しい仏壇の「開眼」を行いました。
そこは滞りなく行われましたが、最終的に古い仏壇の処分が残ります。
昨日その古い仏壇の処理をして参りました。
ご住職のご好意でお寺に古い仏壇を引き取っていただけるということで、私の実家に来ていただく時間を打ち合わせしておきました。
窓を開け換気をし、待つこと10分ほどで軽トラに作業着のご住職が到着です。
ん?建設作業員さんってくらい作業着がピタッと板についています。
何やら仏壇移動に使う特別な道具を持っておられます。
お話を聞くと家具屋さんや畳屋さんが家具を移動させるときに使ういわゆる「スキー」のようなものです。
その名も「カグスベール」
(もうちょっとひねった名前をつけてほしいわ!)
いざ仏壇を外そうとしたら、なんと天板に耐震補強のためのチェーンがかかっていました。
それも念入りにガッチガチに。
この際ですからペンチでブチ切ります。
「お仏壇をいっぱい見てきたけど、仏壇にチェーン繋いでるのは初めてやなぁ〜〜」
とご住職。
とりあえずご本尊様も含めて上の段を取り外します。
ヨイショ!っと畳の上の「カグスベール」のスキーの上に置きます。
そしてそれを押してみますと、あ〜ら不思議!
畳に跡も残さずスイスイと移動できます。
大きく窓を開けた縁側から軽トラックの上に移動。
次は下の段!
「こちらの方が小さいんやが、重さはこっちの方が重いで!」とご住職。
(上の段を取り外すと、何やら怪しげな虫の巣のようなものが出てきました)
同様の段取りで下の段も軽トラの上に。
後は最低欲しいものだけを残して、不要なものは全部ご住職が引き取ってくださいました。
「カグスベール」を感心して見ていると
「ちょっと片足でスキーみたいに畳の上滑ってみて」
とご住職が言われるのでやってみました。
ウホ!正直、結構楽しい!
(タララララ〜〜〜ン♪♪♪)
「わしも時々、それで遊んでるんや」とご住職💦
(ひょっとして誰もいない本堂で?)
「小さな子供が遊びに来たときは、その上に乗せてロープで引っ張ってあげるとスキーみたいに大喜びするんや」
とおっしゃいます。
そりゃ子供にとってはこれは面白い!
でも、一家に一組あると大掃除の時の家具の移動や模様替えでずいぶん威力を発揮するそうです。
なんだか欲しくなっちゃいますね。