トルコとシリアの大地震で死者が37,000人を超えたそうです。
トルコだけでも20万人近くが避難しているとの情報も出ています。
少しでも多くの方が助かってほしいと願っています。
それと「明日は我が身」という諺がありますが、日本でも2035年までに必ず起こると言われている南海トラフ大地震や東南海地震への備えを進めておく必要があります。
また、実際に富士山の噴火の恐れを指摘する研究者もいます。
私たちもできることから、油断せずに備えをする必要があると思います。
話は変わりますが、西日本から関東地方にかけては梅の便りが届く季節になりました。
南北に長い日本列島です。
当地ではそろそろ梅がほころんで来ていますが、皆さんの地域ではいつ頃梅が開花しますか?
さて、朝晩の冷え込みは厳しいものの、昼間が延びた、夜になるのが遅くなったと感じませんか?
12月の冬至の頃は昼間の長さが10時間より短かったのですが、2月下旬になると11時間半位と2時間近く長くなってきています。
徐々に太陽の高度も上がり、日の光自体が強まってきています。
昼間の太陽光からはすでに春の気配を感じますね。
2月も中旬になりました。
暦の上では立春を過ぎ、春へと歩みを進める時期です。
2月から本格的な春にかけてのこの時期は「光の春」と言われています。
時折、厳しい寒さとなるものの、動物や植物の中には、日差しの明るさに反応して、冬眠から目覚めたり、芽吹いたりして春の気配を感じるようになるからです。
しかし、残念ながらすぐに暖かくなって春になるわけではありません。
この時期の天気の変化については「三寒四温」という言葉があります。
これは冬の時期に寒い日が3日位続くと、その後に比較的暖かい日が4日続くと言う意味の言葉です。
つまり寒暖の周期を表しています。
ただし三寒四温の7日周期は、シベリア高気圧の影響を受けやすい中国北部、朝鮮半島などでは顕著な現象ですが、日本ではそれほど顕著でもなく、4日位の周期になりやすいと言われています。
では、どうして寒い日と暖かい日が周期的に繰り返されるのでしょうか?
それは気圧配置が周期変化するからだそうです。
冬は大陸にシベリア高気圧が居座っています。
東の海上に低気圧があり、いわゆる「西高東低」の冬型の気圧配置です。
高気圧から低気圧に向かって風が吹くため、大陸の高気圧から東の低気圧に向かって、冷たくて乾燥した空気が吹いていました。
これが冬の冷たい北寄りの風や、日本海側の豪雪の原因です。
しかし、シベリア高気圧の勢力が弱まると、中国からやってきた移動性高気圧と低気圧が交互に日本列島を訪れるようになります。
移動性高血圧に追われると穏やかに晴れて、気温が上がり、低気圧が来ると冷たい雨や雪となります。
低気圧通過後は、一時的に冬型、隣冷たい北寄りの風が強く吹き、その後再び移動性高気圧に覆われて穏やかに晴れて、気温が上がるという周期変化です。
コロナ感染はやや減少傾向にありますが、日によって寒暖の差が激しいこの季節は体調を崩し易くなりますので皆さんも充分ご注意ください。