hayatouriの日記

はやとうり の独り言

スカートの長さで・・・その2

昨日の続きです。

 

どちらかといえば、肌の露出は道徳的に悪いと思われていた頃です。
 


オイルショックなどで世界経済が不況に直面していた1970年代にはロングスカートが流行しました。


これらの一連の研究結果が得られた理由についても、さまざまな解釈が存在します。


テイラーの主張のように、新しいストッキングが買えずに、古いストッキングを使用するために不況の時に長いスカートを着るようになるという主張。
 
景気が悪くなると建物の冷房も弱まるから、防寒のためにスカートが長くなるだという主張。
 
景気が良くなる場合、女性の社会参加等が活発になるからだという主張など、さまざまな解釈があります。

 


しかし、これに反対の主張も多いのです。
 
つまり、経済が活発であるほど、女性のスカートの長さが長くなって、不況であるほど、むしろ短くなる説もあります。
 
実際に第2次世界大戦当時の英国は、不足している軍需物資のために布節約の観点から、女性にとって短いスカートを着用することを勧告していました。
 
わが国でもミニスカートは、不況の前兆とみなす人がいるようです。
 
証券業界では、女性がミニスカートを探している理由は、憂鬱からの脱却で気分転換をするための欲求が投影されたものとの見方もあるようです。
 
他にもアメリカの企業の中には、女性の下着の売れ筋の動向で景気予想ができないかを真面目に研究しているグループもあります。
 
正直なところ現在までスカートの丈による経済の評価は確立されたものではありませんし、全くの逆説も存在します。
 
わが国には「風が吹けば桶屋が儲かる」という諺があります。
 
風が吹くと土ぼこりがたち、それが目に入ることで盲人が増える。

 

盲人は三味線で生計を立てようとするので三味線の需要が増える。


三味線には猫の皮が張られることで猫が減る。


猫が減るとねずみが増えて、ねずみにかじられる桶が増えることから、

 

桶を売る桶屋が儲かって喜ぶ。

 

というような論理展開です。 


無理矢理のこじつけともとれますが、一見全く関係のない様に見える2つのものが実はつながっているのだよという例えでもあります。
 
でも桶屋が儲かったから必ず風が吹いた訳ではないですよね。
 
とまぁ長くなりましたが、このような研究もあるということを紹介させていただきました。