最近、ブログがコンビニや自営業などの商売に関わるものが多くなっているのですが、それには理由があるのです。
実は私、数年間商工会で仕事をしたことがあります。
中小事業者のお仕事を見させてもらう機会が多く、その際いろいろ勉強もさせてもらいました。
やはり、地域に根ざした中小企業・自営業が発展しなければ地域経済は活性化しません。
そして独立開業する場合やお店を運営する場合など、これまで試されずみの基本的な経営指標をしっかり取り入れた方が良いでしょう。
それを知っているのと知らないのでは、お店の運営・収入に大きな差が生まれます。
直接自営業と関係のない一般の方々も知っておいて損は無いと思います。
さて、コンビニの話が前回出ましたので、今回は読者の皆さんが「経営者」になった想定でブログを進めたいと思います。
どんな自営業でもそうですが、赤字になっちゃおしまいです。
「だいたい」で商売することを「どんぶり勘定」と表現します。
「どんぶり」って食器の丼かって?
違うんですよ、「腹掛け」の前の部分にドラえもんのポケットみたいなものがついたものが「どんぶり」と呼ばれます。
つまりポケットのありなしで「腹掛け」なのか「どんぶり」なのか区別するということです。
どうやらそこに小銭をガサッと入れてお金のやりとりをした「雑な」商いを「どんぶり勘定」と呼んだようです。
では、どうして赤字になってはいけないのか?
それはもう簡単な理屈です。
儲けるどころか損をするからです。
それを続けると仕事が続けられなくなって「火の車」となります。
※ちなみに「火の車」は、仏教語「火車(かしゃ)」を訓読みした語です。
火車は火の燃え盛った車で、極卒(ごくそつ は、地獄で亡者を苦しめるという鬼のこと)の鬼が生前に悪行を働いた者を乗せて地獄へ運び、責め苦しめるとされています。
火の車に乗せられた者は、酷い苦しみを味わうことから、苦しい経済状態を表すようになったそうです。
少し話がそれてしまいました。
元に戻しましょうか。
最終的には、借金を抱えお店を閉店しなければなりません。
それどころか、場合によっては「自己破産」という大きな代償を払うこともあり得ます。
さて、今回取り上げるのは1番わかりやすい、そして皆さんにもなじみの深い飲食業としたいと思います。
ここにも一定の法則があります。
経営指標とでもいいましょうか。
コンビニのところでもご紹介しましたが、飲食業の場合の会計の見方です。
さあ、あなたは腕の良いシェフです(和食でも洋食でも構いません)。
念願の飲食業の経営者になった、いやこれからなるとしましょう。
つづく