もう過ぎてしまいましたが、11月30日は年金の日ってご存知でしたか?
なんと!「11月30日=いい未来」と語呂合わせをしたようです。
(「いいみれ〜」ちゃうんか?.いや、江戸っ子?)😂
本当に、私たちに「いい未来」が訪れれば良いのですけれども、どうやら・・・
「このまま」今の仕事を続けても大丈夫なのか? 」
「将来に備えて何か投資を始めた方が良いのではないか?」
あるいは「副業」をしたほうがいいのか?
それとも「起業」か「転職」か?
今感じているお金に対する不安は、現実のものとして着実に近づいているようです。
無収入となる60歳から70歳、もしくは75歳までの空白期間を、自己責任で穴埋めしなければならなくなる未来が、相次ぐ法改正でほぼ確定しました。
前述のように11月30日は「年金の日」です。
2022年は「年金蒸発元年」と呼ばれるかもしれません。
なぜなら、年金蒸発につながる重大な出来事が立て続けに起きたのです。
2022年4月から年金受給開始の上限年齢が5歳引き上げられて75歳になりました(年金制度改正法、以後「年金75歳受取可能法」)。
この改正に先立って、2021年には70歳までの就業機会確保の努力義務が会社に課せられました(改正高年齢者雇用安定法、以後「70歳就業法」)。
いずれも年金受給開始の基準年齢を70歳に引き上げるためです。
政府は将来70歳にならないと年金を受け取れない制度を目指しています。
なので日本年金機構も、年金受給開始年齢を後ろ倒しする準備を進めているのです。
年金支給が65歳から70歳に引き上げられると、私たちが受け取れる年金総額は75%に減ることになります。
日本人の寿命は男女平均で約84歳です。
65歳開始であれば20年もらえたはずですが、5年減ると15年しかもらえなくなるからです(15年÷20年=75%)。
日本年金機構のデータでは、夫婦2人が受け取れる年金総額は20年間で約5270万円です。
(21万9593円×12ヵ月×20年=約5270万円)。
これが75%に減ると3953万円になるので、蒸発する年金額は1317万になってしまいます。
それでなくても、毎年年金額は減ってきています。
政府は支給年齢を後ろに引き上げて総額を圧縮しようとする姿勢を明確にしています。
今現在、年金受取年齢が60歳から65歳に引き上げられている真っ最中です。
この分まで合算すると合計で2634万円が蒸発する計算です。
つづく