昨日の続きです。
家族の話し合いが続きます。
私と妻の報告は、それぞれタイプの違うものでした。
妻は、自分の「終活ノート」を現在作成中で、自分に何かあったとき、どこの誰に連絡をとってもらいたいのか書きのこし、電話番号等一覧表も用意しているとの事でした。
(そんなことをしているとは私も知りませんでした)
またそのノートがどこにあるのかも説明。
本当に僅かですが、冠婚葬祭等に今使っているネックレスなどの貴金属類についても娘に報告していました。
また、ネット等の様々な「暗証番号」などもこれから準備をする予定だといいます。
(今、私もたくさんのキャッシュレスやネット会員などになっていますが、この点も将来は整理が必要だと思われます)
また、自分が例えば「癌」になった時の話もしていました。
治療しても治すことが不可能な状態になった場合には、いわゆる「延命治療」は望まないこと。
ただし、痛みのコントロールだけはやってほしいと要望が出ました。
(この方針には私も同感ですし、私もそうありたいと思っています)
また、どこの銀行に口座があり、どこの生命保険に加入しているということも報告していました。
詳細な金額については後ほど報告してくれるとの事でした。
私たち親に何かあったとき(一番考えやすいのは死亡した時です)、家の処分はどうするのか?わずかでも残った財産はどう分けるのか?
私の方からは、基本的な相続と贈与の法的な関係や、現在の相続税や贈与税の制度、またこれから改正されようとしている制度についても説明しました。
彼らにとってはあまり身近でない話ですが、一生懸命メモをとっていました。
親の死亡によりどんなことに苦労したかという体験談とか、これから親戚付き合いも含めて、貴方たちはどのような立場にいるのかということを伝えることができました。
やがて必ず、息子や娘が現実問題として直面する課題について話せた事はとても良い機会だったと思います。
話が進むにつれて今度は逆に子どもたちから質問も出るようになりました。
私たち親も、体が動かせて意思がはっきり示せる間は、介護支援等公的な支援を受けながら、できるだけ自宅で頑張るつもりだと説明していました。
それに対して息子から質問があったのです。
つづく