昨日の続きです。
ユダヤ教について、ずいぶん長くブログを書いてきましたが、いよいよキリスト教に足を踏み入れたいと思います。
さて、ここからキリスト教の話に入ります。
そんな中東の動きの中で、キリスト教が誕生しました。
ここで注目するところがあります。
それで、ユダヤ人たちは離散することになりますが、実はキリスト教はそれより前に始まったことになります。
こういう話につながるのです。
皆さんもご存知の有名なお話です。
そこに「マリア」という女性がいました。
ローマの属州として虐げられているユダヤ教の民たちの中にマリアはいたのです。
さぁ、いよいよつながってきましたね。
もう皆さんもご存知でしょう。
そのマリアがある日突然、大天使ガブリエルからの告知を授かるのです。
かの有名な「受胎告知」です。
マリアは処女でありながら「神の子」を妊娠するのです。
はい、また登場しました!
大天使ガブリエル!
この前は、ユダヤの第二神殿建設にへ関わって登場しましたね。
そしてマリアは無事イエスを馬小屋で出産します。
話はまた少しそれてしまいますが「馬小屋の出産」で思い出す日本の歴史上の人物はありませんか?
そうです!聖徳太子ですね。
平安時代成立の太子伝『聖徳太子伝暦(しょうとくたいしでんりゃく)』に記載されています。
ある日、穴穂部間人皇女(あなほべのはしひとのみこ)の夢に金色に輝く僧侶が現れます。
じつは救世観音(くせかんのん)の化身――が現れて、「お腹をお借りしたい」といって彼女の口の中に飛び込んでしまうのです。
これによって皇女は太子を身ごもる、という話になっています。
これも天使ガブリエルの受胎告知となんとなく似ている話です。
このイエスと聖徳太子の類似性については、多くの歴史家や研究者が諸説発表しています。
また皆さんも機会があればインターネットでググってみてください。
話を元に戻しましょう
長じてイエスは、ユダヤ教の中で新しい考え方を広め始めました。
振り返ると、ユダヤ教の中で最大といってもいい位の重要なポイントは、「ユダヤ人の物語」という点です。
つまり、神から選ばれたのがユダヤ人なのだから、ユダヤ人は救われるだという教えです。
まぁ、ぶっちゃけた話、ユダヤ教に入りたい人は、ユダヤ人にならなければならないというようなところでしょうか。
実際にいろいろな手続きはあるそうですが、絶対にユダヤ人にならなければ、ユダヤ教の神者にはなれないのです。
つづく