昨日の続きです。
この「緊急医療情報キット」の使い方です。
誰かが119番通報します!
119番通報
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玄関ドア内側のシールで救急医療情報キットを備えてあることが分かります。
(このシールは玄関ドアの内側に貼り付けることが基本となっています。)
玄関の内側に「シール」が貼ってあると、そのお宅の冷蔵庫の中に「救急医療情キット」があることを救急隊員に知らせることができます。
なお、「シール」を家の外に貼ると、外部から冷蔵庫に個人情報が入っていることが分かってしまいますので、「シール」は必ず玄関の内側に貼ってください。
救急隊も、まずこのシールを確認するそうです。
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冷蔵庫のシールを確認、中の救急医療情報キットを持って患者を病院へ搬送します。
冷蔵庫であっても、必ず内側であることが必要です。
上に載せたり横に置いたりしてはいけません。
先日もある方と「なぜ冷蔵庫なのだろう?」という話になりました。
理由は簡単です。
それはほとんどのお宅の台所に冷蔵庫があるため、かけつけた救急隊員が「救急医療情キット」をすぐに探し出すことができるからです。
だから意外に思われるかもしれませんが、保管は冷蔵庫へとなっているのです。
救急医療情キットを入れた冷蔵庫には、目印として必ず「シール(マグネット)」を貼ってください。
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搬送中に医療情報用紙の内容確認や、かかりつけ医療機関に情報の提供を受けます。
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医療情報に基づき処置を行います。
かかりつけ医療機関への確認も行います。
市販キットは大体どれも1000円もあれば充分なものです。
自治体の中には、希望する住民に配布している自治体もあるようです。
この中の情報シートには、名前や住所、血液型、緊急連絡先といった基本情報に加え、アレルギーや病歴の有無、普段飲んでいる薬、かかりつけ医の連絡先等も記入しておくことができます。
この情報シートの雛形は、ほとんどの地方自治体や消防署等のホームページからダウンロードすることができます。
ちなみに、私も自分の自治体のホームページを覗いてみましたが、救急医療情報シートの雛形やキットを自作する方法などが紹介されていました。
また「救急情報シート」に記入した情報が古いままだと、適切な医療活動に活用できない場合があります。
「救急情報シート」に記入した情報に変更があれば、必ず最新のものに書き換えてください。
そして、最後にこの「緊急医療情報キット」にリビング・ウィルを同封しておけば「家でばったり」への対応はほぼ完璧になります。
では、次に「外でばったり」どう対応すれば良いでしょうか。
つづく