昨日の続きです。
⑤救急車と違って後回しにされることがない
陣痛タクシーサービスを展開しているタクシー会社では、常に陣痛タクシーの出動要請に応えられるよう準備をしています。
例えば日本交通株式会社では、大雪の日でも陣痛タクシーの台数を優先的に確保しており、利用者が安心できる状態を常に保っています。
一方、救急車は重症患者を緊急で搬送するためにあります。
もちろん、陣痛時はお腹の赤ちゃんと妊婦さんの両方の命がかかっているため、何かあれば遠慮せずに救急車を呼んでも問題ありません。
しかし、他に緊急性が高い重症者から出動要請を受けた場合は後回しにされるリスクがあります。
そのため、いつでも迅速に迎えにきてくれる陣痛タクシーは信頼できる交通手段といえるでしょう。
⑥陣痛タクシーを利用するときの注意点
陣痛タクシーを利用する場合、いくつか注意しなければいけないポイントがあります。
万が一に備えて覚えておきましょう。
陣痛が来たらまずは産院へ連絡
陣痛が来たらパニックに陥り、「すぐに産院へ向かわなければいけない!」と思ってしまうかもしれません。
しかし、最初にやるべきことは陣痛が来たことを産院に報告することです。
産院に到着する前に陣痛がある旨を伝えることで、産院は妊婦さんが到着するまでの間にしかるべき準備を進められ、妊婦さんが到着したらすぐに適切な対応を取れるようになります。
逆にその報告がなかった場合、妊婦さんが到着してから準備を進めるため、一分一秒を争う大事なタイミングで適切な処置が遅れてしまうリスクが高まります。
そうならないためにも陣痛が来たらまずは産院に連絡し、その後陣痛タクシーを呼ぶようにしましょう。
登録した陣痛タクシーの連絡先は常に持ち歩く
陣痛タクシーに登録したからといって安心してはいけません。
スマホでいつでも呼べるからと油断していると、スマホの充電が切れていたり手元にスマホがない場合に陣痛タクシーを呼べません。
できれば母子手帳やメモ帳に陣痛タクシーの連絡先をメモしておき、常に持ち歩くように心がけましょう。
陣痛は妊婦さんの事情やタイミングを考慮してくれません。万が一の事態に備えて、入念な準備をしておきましょう。
つづく