昨日の続きです。
(応募者たちが口々に)
応募者G:とってもクールね!
……ヒドい話。笑えないジョークだわ。
応募者D:寝る時間は?
面接官:ありません。
応募者H:もうなんでもやらされるってこと?
面接官:そういうことです。
応募者F:1年365日?
面接官:はい。
応募者F:NO! 非人道的よ。
応募者G:狂ってるわ。
面接官:あなたが作る人間関係や同僚を助けるといったことは、お金に換算されません。
それで、給料ですが、あなたがこの役職で得られる給料は「0」です。
応募者D:な、なんだって?
応募者F:信じられない。ただ働きってこと?
面接官:ボランティアのような感じで完全無給です。
応募者たち:ありえないわ!
面接官:もし私が、現実に、今この瞬間もまさに、この職についている人がいるといったら?
・・・数十億人くらいね。
応募者C:いったい誰?
面接官:お母さんたちですよ。
応募者たち:(笑)。
応募者I:その通りだ、すごい。
面接官:願いをなんでも聞いてくれたんじゃない?
応募者H:OH MY GOD……お母さん最高!
応募者A:そうよ、無料で24時間ずっとよ。
応募者I:母さんを思い出したよ。
面接官:どんなことを?
応募者I:毎晩の、いや全てのことをさ。
応募者G:お母さんありがとう。
ありがとうなんて言ったことなかったけど、本当に本当に、心から感謝しています。
応募者F:お母さん、ありがとう。
お母さんがしてくれたこと全てに。
心から愛してるわ。
本当にどんな時だって、いつも傍にいてくれた。私のお母さんは最高だわ。
※もっともビデオではお母さんではなく「ママ」ですが。
と、このビデオはここまでになっています。
最後のほうは外国らしく、お母さんに対するストレートな愛情表現で終わっていますね。
こういったやりとりを改めて聞くと、女性の家庭における役割は責任重大で、かつ「できて当然、やって当然」のごとく扱われていると思いませんか?
もちろん専業主婦もいれば、働いてるお母さんもいらっしゃいます。
どちらの方が大変かなどと、ここで比べるつもりはありません。
女性たちの家庭での労働や役割(例えば家事)の評価はどうなっているのでしょうか?
具体的な数字や金額を挙げることなんてなかなかできませんね。
ところが数字で換算できる1つの例があるのです。
外国の例ではありません。
わが国、日本のことなのです。
つづく