昨日の続きです。
フランスの紹介をしていましたね。
非常に離婚しづらい国であるというお話でしたね。
例えば、イスラムは離婚の仕方については非常に融通が効いています。
嘘みたいな話ですが「離婚するぞ」と3回唱えれば離婚が成立するというわけです。
「タラーク(離婚)、タラーク、タラーク」そう3回唱えるだけで、夫は妻の同意がなくてもすぐに離婚できる決まりとなっています。
当然、夫は離婚の前に妻の家にはしっかりとお金を預けておかなければなりませんが。
もし夫が離婚を宣言してしまった後、よりを戻したいと思ったらどうなるのでしょうか?
ちゃんと決められています。
元妻が1度、他の男性と結婚をした後離婚をしたら、チャレンジする権利が発生すると決められています。
逆の捉え方をすれば離婚は簡単にできますが、軽はずみに口にできないようなシステムも構築されているということです。
さて、ムハンマドのお話に戻りましょう。
実はこのムハンマド、神のお告げを広げて行きますが、文字は書けませんでした。
ムハンマドの言葉を他の人たちが文章化して残したのがコーランとなっています。
時が経てば、このムハンマドも天に召されます。
その時にも、あの大天使ガブリエルが現れるのです。
そして、大天使ガブリエルはムハンマドをエルサレムに連れて行くのです。
メッカからエルサレム(現在のヨルダン川)まで、たった一夜で移動するのです。
そこでムハンマドは神の掲示を受け、天に召されることになるのです。
その時にモハンマドが使っていた岩がエルサレムに存在しています。
↑その岩場が置かれている「岩のドーム」
ですから、イスラム教にとってもエルサレムは聖地になっているのです。
思い出してみましょう!
エルサレムはモーセの石板を飾った神殿のあった「カナンの地」で、神から与えられた約束の地です。
つまり、ユダヤ教の聖地です。
後にキリストが処刑され、そして3日後に復活をするが、ついに処刑前に引きずられた道や処刑をされた場所もエルサレムに全部あります。
そして、ムハンマドが大天使ガブリエルとともに天へと旅立った場所もエルサレムなのです。
このように、エルサレムは3つの宗教の聖地となっているのです。
では、この3つの宗教の関係性はどうなっているのでしょうか?
次回さらに踏み込んでみたいと思います。
つづく