昨日の続きです。
米軍が123便の救助に向かったのに、なぜか急にそれをやめてしまいました。
帰還指示を出したのは米軍ですが、ではなぜ米軍はその指示を出したのでしょうか?
おそらく何かしら日本政府からの連絡があったのでしょう。
ところが、米軍は123便の墜落の前に既に救出のチャンスを与えようとしていたのです。
飛行した軌跡の写真をご覧ください。
最初123便は羽田に帰ろうとしていました。
大きく右旋回をしながら、山梨県大月上空で1度くるりと円を描いています。
これは単なる迷走状態でしょうか?
高度に注目していただきたいと思います。
パイロットは、垂直尾翼がなく油圧系コントロールが効かない中で左右のエンジン出力を巧みに操りながら、徐々に高度を下げていっているのです。
つまり着陸体制です。
その円の上部を描いた先にあるのは、実は横田基地なのです。
横田基地の滑走路に向けて、パイロットたちは非常に困難な条件の中で極めて合理的で的確なフライトを続けていたのです。
大月から横田基地まで直線距離で約40キロメートル、羽田までは80キロメートルあります。
パイロットの心理から考えると、とにかく一刻も早く安全に着陸させることを最優先に考えていたのだと思います。
これまでも、米軍から様々な証言が漏れ聞こえているのですが、実は123便を滑走路に着陸させる「許可を出していた」のです。
ボイスレコーダーの記録
18時37分04秒
機長「おりるぞ」
ループ飛行を終えて東方の横田基地へ向かっていた時のボイスレコーダーの記録
18時44分47秒
機関士「フラップどうしましょうか? 下げましょうか?」
機長「まだはやい」
機関士「まだはやいですか?」
機長「まだはやい」
注:( 油圧がダメになった後はフラップ操作は機関士による電動の代替操作に委ねられていました。)
18時44分52秒
副操縦士「ギア(車輪)おりてますか?」
機関士「ギア(車輪)おりてます」
注:(油圧がダメになった後は機関士が電動の代替操作でギア(車輪)ダウンをし、空気抵抗で高度を下げていました)
機長の「おりるぞ」は「着陸するぞ」または「着陸を目指して降下するぞ」以外の解釈はありえません。
「まだはやい」の「まだ」についてはこれからやる手順が決まっているものがあって、この場合は着陸準備、今はフラップの時期ではないと言っているのです。
「フラップを下げる」ことは、着陸手順の一つの段階で、YouTubeでも着陸前のフラップの動きを動画で見ることができます。
「車輪を下ろす」ことも言うまでもなく着陸手順の一つの段階です。
これも世界中のメディアで報道されています。
つづく