hayatouriの日記

はやとうり の独り言

日航123便の謎 その11

昨日の続きです。

 

硫黄とベンゼン、これが入っている燃焼促進物質は何なのか?

 

青山透子さんはいろいろと調べあげ、ついに1つの結論に達します。

 

まず青山さんは、消防団の人たちによる証言をもとに現場で漂っていた匂いから推定されるものについて、元自衛隊関係者、軍事評論家、大学の研究者などに質問をしています。

 

もちろん、その匂いの現場が123便の墜落、現場ということは伏せて質問をしているのです。

 

質問1
ガソリンとタールの匂いが充満し、長時間燃え続ける物質は何か?

 

このシンプルな質問に対して、共通する答えは次のようなものでした。

 

答え
ガソリンとタールを混ぜて作ったゲル状の燃料である。

 

質問2
なぜ、それが人間の体を炭にするのか?

 

答え
化学薬品によってゲル状になったガソリンであるため。
それが服や皮膚に噴射されて付着すると、その全てが燃え尽き、結果的に炭状になる。

 

質問3
これはどこで手に入るのか

 

答え
一般にはない。
軍用の武器である。
その武器は、燃料タンクを背負い射程距離は約33メートルで歩兵が用いるものである。
M1・M2の2種類がある。
昔の武器というイメージがあるが、戦後は米軍から自衛隊に供与されていた。
現在も陸上自衛隊普通科に携帯放射器として配備されている。
これはM2型火炎放射器の改良型である。
噴射回数、数十回まで可能。
噴射用圧縮空気タンクを連結している。
今でも駐屯地祭でデモンストレーションしている。

 

質問4
それはどこにあるのか。

 

答え
陸上自衛隊普通科歩兵、化学防護武器隊で相馬原普通科部隊にもある可能性が高い。

 

 

さあ、だんだんと絞り込みが進んできました。


ついに青山さんは東京大学宇宙航空研究所から「火炎放射器」武器燃料成分についての論文を入手したのです。

 

その内容を分析すると御巣鷹山ジュラルミンに付着した物質と間違いなく一致します。

 

誰かがそれを持ち込んだのです。

 

誰が?

 

後で、実際の目撃者の証言を取り上げたいと思いますが、山頂で自衛隊ヘリコプターがものを上げ下げしていたと言う目撃情報がありました。

 

現場から近い陸上自衛隊相馬原の部隊が所有していたM2型改良型火炎放射器燃料がある。

 

恐ろしいことにこれらの状況と機体の融解温度と炭化遺体がパズルのピースのようにハマり合うのです。

 

事故当日、墜落場所が点々と違って報道された事は既に書きましたし、私のように、そのニュースをリアルに聞いている人たちには、深く記憶されていることだと思います。

 

依存者が救助されるまでに、一体何があったのでしょうか?

 

生存者の川上慶子さんは当時、このように語っています。

 

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↑救出される川上恵子さん

 

 

つづく