hayatouriの日記

はやとうり の独り言

2024-01-01から1年間の記事一覧

千利休について その5

昨日の続きです。 利休切腹の時が、数えの70歳です。 ちなみ、に現存している利休の甲冑、「伝千利休所用 紺糸威縫延二枚胴具足(不審菴蔵)から推定すると身長が180センチほどの当時としては稀に見る大男だったようです。 利休没後100年ごろに成立したと推…

千利休について その4

昨日の続きです。 豊臣秀吉の周りで、実は大奥が力を持っていたというところまで話が進んでいましたね。 豊臣家の大奥で、北の政所に次ぐ勢力を持っていたのが「茶々」です。 信長の妹、お市の方の娘ですから、かつての主君の姪っ子です。 淀川のほとりの城…

千利休について その3

前回の続きです。 さて、豊臣秀吉を取り巻く女性たちの相関図を見てきていましたね。 大政所に北政所とか。 母親は仲(なか)、正妻は高台院(こうだいいん)通称「ねね」です。 もうこの辺の名前は、NHKの大河ドラマなどで、皆さんもよくご存知のことだろう…

千利休について その2

前回の続きです。 話は変わりますが、皆さんはこの3連休いかがお過ごしでしょうか? 私事で恐縮ですが、2 〜3日前まで脳のCT画像に、何やら変な影があるとドクターの指摘がありまして、急遽MRIを撮影したりと結構バタバタとしておりました。 結果的には病変…

千利休について  その1

さて、ブログの中身はころりと変わります。 少し前のブログで京都の大徳寺のご紹介をしました。 千利休と豊臣秀吉の複雑な関係について、少しご紹介しておいたのですが、今回はこのミステリアスな関係をもう少し深掘りしてみたいと思います。 上の2つの肖像…

どこに消える?消費税 その4

昨日の続きです。 消費税は厳密には直接税と捉えることができます。 あたかも見せかけの「間接税」のような体裁をとっていますが。 消費税の還付金の問題について見直してみましょう。 近年、日本酒や国産ウイスキーなどが、海外でとても評価されています。 …

どこに消える?消費税 その4

昨日の続きです。 これまで見てきたように、事業者が納めた消費税額20兆2006億円の35.1%が大企業に還付されていることがわかりました。 ここで「消費税は『預かり金』で、輸出企業は外国の取引先から消費税を預かれないのだから、仕入れにかかった消費税の還…

どこに消える?消費税 その2

前回の続きです。 消費税が還付されるシステムについて前回書いてみました。 国民や多くの中小事業者が物価高騰や消費税、インボイス(適格請求書)を押し付けられて新たな負担に苦しんでいます。 このような中で元静岡大学教授の湖東京至税理士が、202 3年4月…

どこに消える?消費税 その1

自民党の総裁選挙が終わり、首相に石破氏が102代目内閣総理大臣に就任しました。 (これは余談ですが第何代と紹介されるのは、内閣総理大臣と大相撲の横綱とジャイアンツの4番打者だけだとよく言われていますね、お!歌舞伎役者もあったか!) さて皆さんは…

とうとうできました!介護スナック その5

前回の続きです。 たくさんの高齢者施設の中で、介護スナックとまではいきませんが、いろいろ取り組みが行われているというお話でした。 介護スナックを開設するにあたり、超えなければいけない壁がいくつかあったようです。 「介護スナック」という史上初の…

とうとうできました!介護スナック その4

昨日の続きです。 介護スナックの利用料金はいかがでしょうか? 8000円はいかにも高いと思われる方もいるかもしれません。 しかし実際の利用者には、要介護5の寝たきりの人や末期がん(ステージⅣ)の人もいます。 そういう人たちが本当にまれな非日常として…

とうとうできました!介護スナック その3

前回の続きです。 介護スナックについてでしたね。 「いやいや!介護される人ってひょっとして飲酒とか止められてる人もいてるんじゃないの?」 「ついつい飲みすぎたりする事は無いのか?」 というような心配も、当然起こりますね。 飲酒に関しては、事前に…

とうとうできました!介護スナック その2

前回の続きです。 いやいや、とうとう「介護スナック」なるものが誕生しました。 一体、どのような人が経営者で、どのような仕組みになっているスナックなのでしょうか? 経営者は佐々木貴也さんです。 横須賀出身の佐々木社長は鍼灸の学校を出て資格を取り…

とうとうできました介護スナック その1

さて、皆さんは、一度ならずスナックに行ったことがあると思います。 実は私はもうここ20年以上、スナックというところに出入りした事はございませんが。 普通われわれがスナックという名で思い浮かべるのは、ドアを開けるとカウンターがあり、ママ(あるい…

ちょっと京都へ行ってみませんか  その4

昨日の続きです。 大徳寺に朝一番に出かけましたが、あちこち見て回ってる間に、ちょうどお昼ごろになりました。 その日は、相当に暑い日で、早く涼しいとこ行きたい気持ちもあり近場の精進料理のお店に入ることにしました。 残念ながら、お料理を写真に撮る…

ちょっと京都へ行ってみませんか ?  その3

前回の続きです。 千利休の話については、また機会があればいろいろご紹介したいと思います。 その後私が尋ねたのはここです。 大徳寺三門を右に見ながら、すぐ左の路地に入る興臨院があります。 大永年間(1521-1528)に能登(現在の石川県)の守護、畠山義…

ちょっと京都へ行ってみませんか その2

昨日の続きです。 前回の記事全体から大徳寺のおおまかなイメージがわかると思います。 大徳寺といっても、1つのお寺だけではありません。 専用駐車場の横に小さな建物の案内所がありますが、そこで拝観料金を払うわけではありません。 それぞれの寺院の入り…

ちょっと京都へ行ってみませんか? その1

硬い話が続いたので、ちょっと息抜きしたいと思います。 今日の朝日新聞を見ていると、こんな記事が目に留まりました。 少し長くなりますが、まずはご覧いただきたいと思います。 朝日新聞の記事より 室町時代の禅僧・一休宗純や千利休、織田信長、豊臣秀吉…

母語がえり その6

昨日の続きです。 韓国人高齢女性の認知症が進み、在宅での生活が難しくなった事例の紹介でしたね。 支援者たちが手を尽くして、その間にも女性は毎日のように徘徊(はいかい)を繰り返し、新宿区内だけでなく時には神奈川県や千葉県にまで行ってしまうので…

母語がえり  その5

昨日の続きです。 このエギョンさんは20代の頃から歌手として韓国と日本を行き来する生活を送っていました。 やがて日本人男性と結婚し、永住者として数十年にわたり、日本で生活してきましたがその夫にも先立たれ、いま日本に家族はいないのです。 エギョン…

母語がえり その4

前回の続きです。 ニューカマーの人たちが認知症になった場合、母語しか話せなくなることが多いようです。 こうした言葉の壁に加え、家族が身近にいないため、必要な福祉サービスを受けられないまま孤独に苦しむ外国人高齢者は少なくありません。 想像してみ…

母語がえり その3

昨日の続きです。 ところで今月後半には連休が2回ありますね。 皆さんは連休にどこかへお出かけになるご予定はあるでしょうか? まだまだ暑いですのでしっかり水分補給しながら連休の旅行などを楽しんでいただきたいと思います。 さて、認知症で自分が過ごし…

母語がえり その2

満州国の話でしたね。 満州国で生まれ育ったその男性は、もちろん日本語も話したのですが、中国語も幼い頃から話せました。 日本の敗戦により満州国はなくなりました。 私が幼い頃、満州から帰ってきた人たちが身近にたくさんいましたが、それこそ生きて日本…

母語がえり その1

私も仕事柄、何箇所かの老人ホームやサービス付き高齢者住宅等へ訪問施術にお伺いすることがあります。 老人ホームなど入居者の方が外に出る事はあまりないのですが、いつも玄関の外で椅子に座ってひなたぼっこをしている男性の入居者の方がおられました。 …

日銀の売り上げについて考える その7

昨日の続きです。 そもそも国民が経済的に苦しいことを呼び水にして、国は「自己責任」で世界市場への投資を呼びかけています。 危うい話ですがNISAや新NISAなどがそうです。 それ以外にどうすれば、国民の暮らしを下支えすることができるようになるのでしょ…

日銀の利上げについて考える その6

昨日の続きです。 日本市場の株取引の7割は外国人投資家です。 円高となれば、どういうことが起こるでしょう? 外国人から見れば、自分が持ってる円建ての株の価値が上がることになりますね。 当然、この勢いで利益が出るうちに「売り抜けろ〜!」という勢い…

日銀の売り上げについて考える その5

昨日の続きです。 アメリカが2020年にコロナ対策で強烈な財政拡大を行いました。 その結果、インフレ率が8%程度上昇することになりました。 そこで、FRB金利の値上げが5%。 次いで、日本銀行が金利引き上げを発表。 これによって何が起こるでしょうか? この…

日銀の利上げについて考える その4

昨日の続きです。 短期プライムレートの変動が計画されています。 また、企業の場合を考えてみるとこれまで説明させていただいた通り、短期プライムレートでお金を借りることができる企業は選ばれたほんの一握りしかありません。 それ以外の中小企業も、設備…

日銀の利上げについて考える その3

昨日の続きです。 日銀の金利が引き上がると、どういうことが起こるのか少し見てみたいと思います。 短期プライムレートという言葉をご存知でしょうか? 短期プライムレートは、1989年までは各銀行が公定歩合に連動した金利をもとに、信用リスクの大きさに応…

日銀の利上げについて考える その2

昨日の続きです。 銀行と銀行との間の取引について調べていましたね。 私たちが他の銀行に振り込みをする場合の決済の仕方です。 Aさんが自分の銀行(銀行A)からBさんの銀行(銀行B)に3000万円振り込んだ時、銀行Aの負債が3000万円消えて、銀行Bの負債が3000万…