hayatouriの日記

はやとうり の独り言

ギフテッド教育について考える  その6

昨日の続きです。

 

ギフテッドの子どもの特徴


言葉を覚えるのが早い

ギフテッドの子どもは、言葉を覚えるのが早い子が多いといわれています。

語彙力に優れていることが理由で、両親の会話やテレビから流れてくる言葉を聞いただけで、どんどん自分の中の語彙を増やしていくのです。

ただし、言葉を覚える早さと話し始める早さは比例しません。

もちろん覚えた言葉を早いうちから話し始めるギフテッドの子どももいますが、中には覚えた膨大な言葉に口がついていかず、話し始めるのが遅い子どももいます。


大人が驚くような質問をする

子どもらしい素直な面も持ち合わせているギフテッドの子どもは、わからないことがあると何でも大人に質問します。

時には大人でもすぐには答えられないような難しい質問をして、周囲の大人を驚かせることがあります。

IQが高く幅広い物事に興味を持っていることが理由で、学校の勉強が始まる前から文字や数字、英語に興味を持つ子も多いです。


集中力が持続する

子どもが集中できる時間は「年齢+1分」が目安とされており、大人以上に集中力がないのが当たり前です。

しかしギフテッドの子どもは、大人顔負けの集中力を長時間キープできます。

もちろん集中できるのは興味のあることに限りますが、自分の知的好奇心を刺激するものに対しては、何時間でも興味を失わずにいられるのです。

また、子どもだからこそ欲望に忠実で、一度集中すると寝食さえ疎かにすることも珍しくありません。

 

ギフテッドの高校生の特徴

勉強ができる

ギフテッドの高校生は、学校で優秀な成績を収める人が多いです。

高校生にもなれば勉強は難しくなり、ギフテッドの知的好奇心はますます刺激されます。

自ら進んで勉強するうえ、理解力や記憶力に優れているため、テストでは毎回のように良い点数が取れるます。

ただし中には「知りたい」という欲求が強すぎて先生に次々と質問し、授業を中断させてしまうギフテッドの高校生もいます。


クラスで孤立することがある

クラスで友だちができず、孤立してしまうギフテッドの高校生も多いです。

ギフテッドの高校生が興味を持つ対象は多岐に渡り、時には政治や経済など、同世代の興味とは別方向のものに惹かれることもあります。

そうするとクラスメイトと話がかみ合わなくなり、次第に浮いた存在になっていくでしょう。

また、ギフテッドは集中すると他のことをしたくなくなるため、友だちにうまく合わせられず孤立することも珍しくありません。


生きづらさに悩むことも

高校生にもなると感受性はさらに豊かになり、ギフテッドは「自分は人とは違う」と確信を持ちます。

人との違いをプラスに受け止められれば問題ありませんが、高校生という多感な時期だからこそ、違いをマイナスに捉えてしまうギフテッドも多いです。

しかしそうすれば、生きづらさの自覚や今後の人生に対する不安が生まれやすくなり、悩みに繋がります。

有能だからこそ感じる「生きづらさ」は、ギフテッドなら誰もが一度はぶつかる壁といえるでしょう。

さて今回はギフテッド教育、またギフテッドについて考えてみました。

 

私自身も「落ちこぼれ」ならぬ「浮きこぼれ」という言葉を初めて知りました。

 

教育の機会均等はもちろん大事ですが、一人ひとりの子供に合わせた柔軟性を持った教育もやはり必要ではないかと感じました。