hayatouriの日記

はやとうり の独り言

ギフテッド教育について考える その4

前回からギフテッドの大人に見られる特徴について紹介しています。

 

ギフテッドの大人には、いくつか共通する行動的特徴が見られるようです。

 

記憶力がいい


子どものころから抜群の記憶力を持つギフテッドの場合、大人になってもその力は衰えないことがほとんどだと言われています。

 

一度読んだだけの本の内容を何年経っても詳細に覚えていたり、チラッと見ただけの電話番号や車のナンバープレートを覚えていたりします。


ただし、ギフテッドの記憶力は全てに発揮されるのではなく、本人が興味を持つ特定の分野でのみ開花することも多いようです。


好奇心旺盛


知識欲が深いギフテッドは、いつだって好奇心旺盛です。


知らないものや見たことがないものがあると興味を抑えられず「もっと知りたい」という欲求が沸き起こります。


また、単に理解して終わりではなく、理解したうえで自分独自のやり方や見解を考えるのも得意です。


ギフテッドは「世間の常識」や「大人の感性」のような一般的な思考に捕らわれません。


そのため、人とは違った視点から柔軟に物事を受け止め、本質を見抜きます。


集中力が高い


集中力の高さは、ギフテッドの人に広くあてはまる特徴の一つです。


一般的な大人は、約50分〜90分で一度集中力が切れるといわれています。

しかしギフテッドの大人は、普通の人なら休憩を挟みたくなるようなシーンでも、集中力を切らさずにいられるのです。


ギフテッドが才能豊かなのは、集中力の高さを生かして才能を伸ばせることも理由でしょう。


思考力が高く物事を即決できる


ギフテッドの大人は物事を正確に捉える能力に長けており、短い時間で複雑な思考を組み立てられます。


よって「正しい・間違っている」「必要・不必要」などを即座に決めることができ、大きな決断の場においても即決する人が少なくありません。


周囲の人は「そんなに簡単に決めてしまっていいの?」と驚きますが、本人はちゃんと熟考したうえで答えを導き出しているのです。

 

仕事で大成功することがある


近年は企業も社員の「多様性」を認める傾向が強く、ギフテッドの人でも働きやすい労働環境が整いつつあります。

 

よって、大人になり自分の才能を生かせる職種や職場を見つけたギフテッドは、仕事で成功を収めるでしょう。

 

また、ギフテッドは単に能力が高いだけでなく、リーダーシップも取れるのが特徴。

 

才能や特徴が職場で高く評価されれば、スピード出世を果たすことも不可能ではありません。

 

他にも、独創的な視点やセンスを生かして独立し、成功を掴むギフテッドもいます。


職場の人間関係に悩むことがある


仕事そのものは評価されることが多いものの、職場の人間関係に悩みやすいのは、大人のギフテッドならではの特徴です。

 

苦手な人との接触を避けられた学生時代とは異なり、職場は全員で協力して仕事を行う必要があります。

 

しかし、人間はIQが20ほど離れている他人と会話するのは難しいといわれており、ギフテッドの大人はさまざまな知能指数の人が集う職場の人間関係に苦労しやすいのです。

 

この他、ギフテッドの中には仕事に完璧を求める人も存在し、周囲と軋轢を生んでしまうことがあります。


成長意欲を失わない


大人になると「もう年だから」「若い人には敵わないから」と理由をつけて、新しいことを始めず保守的になる人が多いですよね。

 

しかし、ギフテッドは年齢を重ねても成長意欲を失わず、いつまでも探求心と向上心を持ち続けます。

 

もちろんギフテッドだって自分の年齢は自覚していますが、それ以上に好奇心が勝つので、どんどん新しいことにチャレンジできるのです。

 

常に最先端のものを取り入れるためフレッシュな感性を保ち続け、若々しい人が多いのも大人のギフテッドの特徴といえます。

 

つづく