もうずいぶん昔の事です。
我が家の場合、妻が最初に長女を出産した時は他県の実家に帰っておりました。
病院の産婦人科に入院しており、そろそろ出産かとの連絡が入っていました。
私は当日ちょうど病院の事務当直をしておりましたが、ついに妻の母から病院に電話がありました。
母子ともに元気であることや、出産時間などを教えてくれたのですが今となってはもはや記憶にありません。
しかし忘れることができない一言が義母から・・・
「すまんのぉ、女の子で・・」
私はすぐ「いえいえそれは関係ないですよ、母子ともに元気なのが1番です!」とお伝えしました。
まだまだ当時としては男女を気にする地域や人々が大勢いたことも確かです。
逆に義母までそのような責任を負うものかなあとジェネレーションギャップも感じました。
その後二人目の長男を出産しましたが、陣痛が始まった時は偶然に私も家にいました。
一人目と違ってさすがに経験があるというのは強みです。
本人もそろそろかと自覚があったようで病院に行く準備を始めました。
一段落したところで「何か食べておこう」とお茶漬けか何かを食べ始めたのを覚えています。
まさに「腹が減っては戦ができぬ」というところでしょうか。
その当時は県営団地の5階に住んでいましたので、日々の生活もいろいろ大変だっただろうと思います。
それでも日々過ごしてこれたのはやはり「若さ」だったのかもしれません。
私が病院に車で送ることになったのですが、今回のブログは、例えば家族や身内が陣痛の時いなければあなたならどうする?
核家族化も進んでいますから真剣に考えておく必要があると思います。
今回はそのきっかけにしていただければと思います。
ご自身ではなくても娘さんや息子さんやお孫さんの為にも知っておいて損はないと思います。
そもそも陣痛が起こったとき救急車を呼んではいけないのでしょうか?
世間一般ではこのように考えられています。
基本的に、痛みに強弱のある一般的な陣痛であれば、救急車は呼ばずに自家用車またはタクシーで向かうことが推奨されています。
おうちの人や親せきなど、頼れる人がいる場合は、自家用車で産院に送ってもらうのが一番いいでしょう。
あらかじめそういう事態を想定してお願いしておくべきだと思います。
妊婦さん本人が運転することは、大変危険です。
陣痛の痛みが一時的におさまっていたとしても、またすぐに痛みが発生することもあります。
いつものように運転できませんので自分で運転して産院に行くのは絶対にだめです。
一方、妊婦さんの状態や様子によっては救急車を呼ぶケースも当然あります。
・大量出血/激痛がともなうとき
・急なお産になるとき
大量出血や動けないほどの激痛がともなうときには、常位胎盤早期剥離の可能性があります。
まずは産院へ電話し、救急車を呼ぶ必要があるかどうか、どう対処したらいいかを聞くようにしましょう。
つづく