昨日の続きです。
まだまだいろんな問題を抱える万博会場です!
汚染水はたまり続けますから、当然溜池から排出しなければなりません。
では、それはどこに排出するのでしょうか?
それは、なんと夢洲2区排出するのです。
その排出された2区の場所は、万博では、「ウォーターワールド」と呼ばれる場所になっています。
まさに汚染された「ウォーターワールド」なのです。
長々とご紹介させていただきましたが、つまりは汚染土壌の最終処分場である夢洲を甘く見たのが問題の始まりです。
万博の抱えた問題は他にもあります。
例えば会場の下水処理の問題です。
現在、夢洲に下水処理場が作られようとしていますが、1日8万人を想定したキャパシティになっています。
上水も下水もそれぞれチャンネルを合わせていますから各8万人規模ということになります。
ところが万博協会が予想しているのは、来場者が全く平均して1日16万人で、土日祭日になれば、20万人〜30万人を超えるというものです。
吉村知事もあるイベントで「3000万人ぐらいの来場者が見込まれる」発言しています。
その基準をとれば、1日16〜17万人となります。
アレレ?ってなりませんか?
どうするつもりなのでしょうか?
当然、水がなければトイレは流せません。
前述の「ウォーターワールド」には水を溢れるように使う噴水等も設置される予定になっていますが、もはや噴水どころの騒ぎではありません。
飲み水なら最低、会場入り口で大量のペットボトルを配布して済ますこともできます。
しかし、トイレ使用が想定のキャパシティーを超えた場合どうするでしょうか?
港湾局の説明では、下水の処理能力を超えた部分については「自家処理をする」という方針のようです。
「自家処理」とは簡単に言えば、穴を掘って仮に保管をするか、タンクのようなもので保管をするということです。
ではその保管された下水はどうなるのでしょうか?
これはあくまで想像ですが、糞尿を積み込む船などで、他の場所に輸送されるしかないのです。
あまりの無策に一部の在阪ジャーナリストたちは「これぞ!大阪汲み取り万博や!」と辛辣に評価をしています。
これまでにも、万博を揶揄するたくさんのフレーズが生まれています。
例えば、ご紹介した通り、万博の花と言える海外パビリオンがほとんどできません。
自国建設のパビリオンではなく、プレハブ型のパビリオンに変更しようとしています。
「万博ではなく十博」!
「大阪・関西プレハブ万博」!
「汚染土壌万博」!
ついに「大阪・関西汲み取り万博」
しかし、これらはみんな「本当にあった怖い話」なのです!
ところがまだあるのです!
つづく