hayatouriの日記

はやとうり の独り言

猪の思い出 その1

最近、結構重ためのブログ続いたので今日はさらっと猪について。

 

先日知り合いの方から鹿と猪のお肉をいただきました。

 

これはお正月にいただこうかなと楽しみにしています。

 

これに「蝶」がつけば花札の役になります。

 

子供の頃かなり遊んだのですが、もう忘れてしまいました。

 

「萩に猪」、「紅葉に鹿」、「牡丹に蝶」の3枚の札を揃えた点数の高い役です。


猪は子孫繁栄の象徴、鹿は幸運や俸禄の象徴、蝶は円満な結婚生活の象徴とされています。

 

それら全てを揃えた「猪鹿蝶」はとても縁起の良い役だといわれています。

 

さて、今回はこの猪にまつわる記憶です。

 

もう人手に渡ってしまいましたが、私の実家は田舎の小さな集落の山裾にありました。

 

ですから、朝になってもしばらくは陽の当たらない場所でした。

 

位置的に山の動物たちがたくさん近づいてきました。

 

猪、鹿、猿、狐、狸、兎、鼬(イタチ)などいろいろです。

 

書いていてあれっと思ったのですが、みんな漢字一文字ですね〜。

 

特に思い出深いのは猪ですね。

 

何しろ冬場夜寝ているとゴソゴソ庭を猪の親子が歩く音が聞こえるのです。

 

もちろん、鬼滅の刃の「伊之助」みたいに鼻息が荒いのですぐわかります。

 

「プス〜!!、プス〜〜!」と

 

たまに聞こえるのじゃなくて、しょっちゅう通るんですから、ひょっとしてうちの庭が獣道になっていたのじゃないかと思うほどです。

 

また、家の周りにはぐるりと石垣が積んでいたので、そこに何故かカニがたくさん生息していました。

 

雨水は多いし、結構住みやすいところだったと思います。

 

実家の座敷をカニが這っているなんてこともしょっちゅうありました。

 

猪から見れば大好物です。

 

一夜にして、石垣をブルドーザーのように、壊してしまうこともありました。

 

もちろん、サツマイモなどを植えれば、畑一面一晩で荒らされてしまいます。

 

稲も刈り取り時期になると、田んぼに入り込んで稲を踏みつぶしてしまうし、刈り取った稲を干していると、それも引きずり下ろして食べてしまうとんでもないやつです。

 

農家からすれば、まぁそれこそ手に負えない「害獣」だったのです。

 

ですから、今では完全に違法でやってはいけないことなのでしょうが、好物のサツマイモに穴を開け農薬を流し込んで、猪を毒殺しようとする人たちも現れました。

 

相当頻繁に行われていたのではないかと思います。

 

ある朝、私は玄関を開けた瞬間「えええ~~~!!」と叫んでしまいました!

 

つづく