hayatouriの日記

はやとうり の独り言

ライドシェアについて考える その5

昨日の続きです。

 

ライドシェアの問題点を整理してみましょう。

 

ライドシェアの問題は、分かりやすく言うと「タクシーとの差」です。

 

タクシーでは当然なことが、現時点の国内ライドシェアの取り決めでは担保されません。

 

そもそもタクシーは会社が個人に提供するサービスであり、ライドシェアはサービスプラットフォーム上とはいえ、個人と個人でのサービス取引です。

 

従って責任や信頼性が希薄な関係から、さまざまな問題が発生することが懸念されています。

 

今後考えられるライドシェアの問題点を5つ取り上げてみましょう。


①ドライバーが加害者となる事件への懸念

 

ライドシェアを導入する上で、一番懸念されているのはドライバーが乗客に危害を加える事件でしょう。

 

実際にライドシェアが普及している世界各国では既にライドシェアの運転手による乗客への暴行や誘拐といった犯罪が発生していることから、同乗中に危険な目に遭う可能性もあります。


車内という密閉空間になるため、人の目から触れにくく、また乗客が逃げることが困難となります。

 

②乗客が加害者になる場合もある

 

また酔っ払いの乗客などによる暴言・暴行行為なども懸念されています。


個人の自家用車の車内で嘔吐されたり、車を傷つけられる可能性もあります。


従って、運転者は車内撮影用にドライブレコーダーを搭載することも必要だと考えられます。

 

世界各国のライドシェアの仕組みの多くは「相互レビュー」が採用されています。

 

乗客も運転者もお互い気持ちよくサービスが利用できるように相手側の情報を事前に把握して選択することが必要です。


③ドライバーの飲酒運転

 

タクシーは運行管理者によってドライバーの体調確認、車両点検、酒気帯び確認が義務付けられていますが、ライドシェアでは一般のドライバーが自家用車で乗客を乗せるため、そのようなチェック体制がとられていません。

 

ドライバーが万が一飲酒運転をしていても、よほどの酩酊状態でなければ乗客は気づけないかもしれません。


乗客はもちろんですが他の歩行者などにも危険をもたらし重大な事故に繋がってしまう恐れがあります。

 

その他労働時間の規制もないため、体調不良や居眠り運転なども懸念されています。


④ライドシェアは質が担保されない

 

ライドシェアの反対意見として多く挙げられるのが、運転の質や安全性が担保されていないという点です。


ライドシェアは運転免許証があれば誰でも始められるので、ドライバーによって運転技術に差があり不安を感じている人が多いようです。


⑤事故の場合の保険や保障

 

海外のライドシェア運営会社の多くは、同乗者の補償が十分なされるように運転手に任意保険の加入を義務付けているそうです。

 

通常、乗客の輸送を行っている間はライドシェア運営会社負担で事業用の保険が適用され、交通事故発生時の補償に対応できるといったシステムになっているようです。


日本でライドシェアが解禁となった場合は、万が一の事故の際の補償面も注目すべきポイントです。

 

 

つづく