昨日の続きです。
消費税の勘違いシリーズを取り上げています。
次に3つ目の問題です。
③消費税は「公平」な税金です?
これは、国税庁のホームページにも記載されているのですが、消費税は公平な税金であると宣伝しています。
広く浅く、皆さんに負担していただくと言う意味だそうです。
実際にはどうでしょうか?
実際は強者に優しく、弱者に厳しい税金です。
例えば、価格競争力の強い大企業にとっては非常に優しい税金になります。
価格競争力の弱い住所の企業には厳しい税金になっています。
例えば、消費税率が上がると価格競争力の強い大企業は値上げのチャンスと捉えます。
逆に、価格競争力の弱い中小零細企業は力が弱いので、値上げしにくい状態になります。
消費税は企業のコストです。
価格に転嫁できずに、売り上げがそのままで、仕入れのコストが上がるというのがその実態です。
結論ですが、消費税は不公平な税制であり、税率が上がるほど格差が広がる税金です。
4つ目のポイントです。
④消費税は値段に乗っかっている?
これは、これまでのブログでも、度々ご紹介しておりますが、ここでもう一度簡単におさらいをしてみたいと思います。
例えば、こういうことです。
100円の商品を買います。
その上に消費税10%の10円が「乗っかっている」ので110円になる、という捉え方です。
まぁ、これは財務省や政府によって刷り込まれた「幻想」だと言っていいと思います。
では、どう考えれば良いのでしょうか?
現実的には、私たちが買い物をした時に110円の買い物をしたというだけのことなのです。
消費税の確定申告をするときに、国税庁が計算の仕方をパンフレットに書いています。
その計算の仕方はこうです。
110円×10/110=消費税額
あれっ?って思いませんか?
そうです、110円は単なる商品の値段なのです。
この国税庁の理屈で行くと、消費者は消費税を払っていません。
その理由をこれから説明したいと思います。
では、誰が消費税を払っているかといえばそれは事業者なのです!
しかし、消費者はこのレシートの10円を消費税として、事業者に預けたと思っています。
ここで5番目のポイントになります。
⑤消費者はレシートの10円を納税している?
そこに、国や財務省が作った国民を騙すからくりがあるのです。
例えば、この110円の商品が年間10個売れたとします。
その場合、売り上げは1100円になります。
そして、仕入れが330円あったとします。
その差は何かと言えば、770円の粗利益です。
この770円はまたは付加価値といいます。
この770円に国税庁の指示の通り10/110をかけて計算すれば70円なります。
この70円が消費税額になります。
さぁどうですか?
110円を10個売って消費税額が100円になりましたか?
違いますね、本当は70円という計算になります。
頭がパニックになるでしょう!
消費税は消費者が負担しているという「雰囲気」を醸し出すための巧妙なからくりが、ここにあるのです。
つづく